「ブルー・マンデー」
ニュー・オーダー の シングル
リリース1983年3月7日
ジャンルテクノ、エレクトロニカ
レーベルファクトリー・レコード
プロデュースニュー・オーダー
ニュー・オーダー シングル 年表
テンプテイション
(1982年)ブルー・マンデー
(1983年)コンフュージョン
(1983年)
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「ブルー・マンデー」(Blue Monday)は、イギリスのニュー・ウェイヴ・バンドであるニュー・オーダーがリリースしたシングル。リリースは1983年。 前身のバンド、ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカルであったイアン・カーティスの自殺を曲にしたもので、メンバーがその自殺を知った月曜日をギミックなリズムのトラックに乗せて、突然の死に際した心境が歌われている。バーナード・サムナーが、新しいオーバーハイム社製ドラムマシンをいじっているうちに思いついたという、16分で刻むイントロのバスドラムのパターンが非常に印象的である。ディヴァインのラブ・リアクション
概要
ちなみにカップリング曲は「THE BEACH」でこの曲のインストゥルメンタル・ミックスである。
オリジナルアルバムでは米国盤の『権力の美学』のみに収録されており、またカップリングの「THE BEACH」も収録されている。
『ローリング・ストーン』誌が選ぶ最も偉大な500曲(2021年版)において、235位にランクされている[2]。 日本では当時ファクトリー・レコードの販売を行っていた日本コロムビアより12インチシングルのみリリースされた。収録曲は以下のとおりで海外盤と同じである。Side-A ブルー・マンデー Blue Monday - 7:29Side-B ザ・ビーチ THE BEACH - 7:19
日本国内盤
エピソード
当時所属していたファクトリー・レコードの興亡を描いた『24アワー・パーティー・ピープル』によると、フロッピーディスクを模したデザインの12インチ・シングルは、デザイン的に施された型抜き部分の加工と、黒い色を出すために黒のインクを使わず、カラーインクを混合させた黒を使用した。そのためジャケットにコストがかかり、1枚売れるごとに2ペンスの損失という皮肉な形となった。しかし、当時の社長トニー・ウィルソン
このジャケットのデザインは、ニュー・オーダーのデビュー当時から、一切のレコード・ジャケットのデザインを手がけているピーター・サヴィル。彼はこの曲のデモテープを聞いたとき、あまりの新しさに驚いたという。彼曰く「ロック、ダンス、ポップの見事な融合。こういう新しい音楽にはバンドが使用していたシーケンサーのフロッピーディスクのメタファーが必要だと思った」とのこと。それがこのジャケットのデザインになっている。ピーター・サヴィルはファクトリー・レコードの共同経営者でもあったため、バンドに密着してデザインコンセプトを考えることが可能であった。
ジャケットにはタイトル、バンド名などの文字表記はいっさい記されていない。かわりに、ジャケットの右端にカラーコードが配置されている。ちなみに各色に対応する文字を当てはめていくと表面からFAC73 BLUE MONDAY AND 裏面はTHE BEACH NEW ORDERと読み取ることができる。この手法は『権力の美学』、12インチシングル「コンフュージョン」にも用いられている。
当時本国イギリスでは、サンキスト社の清涼飲料のTVCMでこの曲の替え歌が使用され、メンバー本人たちもこのCMに登場した。
ロックバンド、ハッピー・マンデーズのバンド名はこの『ブルー・マンデー』が由来。
この曲は映画『ウェディング・シンガー』『24アワー・パーティー・ピープル』などのサウンドトラック盤にも収録されている。