ブリュッセル・グリフォン
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ブリュッセル・グリフォン
別名グリフォン・ブリュッセル
愛称Griffon
Griff
Bruss
原産地ベルギー

特徴

主要畜犬団体による分類と標準
FCIGroup 9 Section 3 #80,81,82 ⇒標準
AKCToy ⇒標準
ANKCGroup 1 (Toy) ⇒標準
CKCGroup 5 (Toy) ⇒標準
JKC9G ⇒標準
KC (UK)Toy ⇒標準
NZKCToy ⇒標準
UKCCompanion Breeds ⇒標準

イヌ (Canis lupus familiaris)

ブリュッセル・グリフォン(英:Brussels Griffon)は、ベルギー原産の小型の犬種である。赤茶色のワイヤーコートを特徴とする[1]フランス語ではグリフォン・ブリュッセロワ(Griffon Bruxellois)といい[1]、英語でもグリフォン・ブリュッセルなどともいう[2]

同じベルギー産の小型のグリフォン(英語版)に、黒い被毛のベルジアン・グリフォンと、スムースコートのプチ・ブラバンソンがある。以上3種は国際畜犬連盟等では別犬種として登録されているが、イギリスのザ・ケネルクラブ等、被毛のバリエーションと見なしてすべて「ブリュッセル・グリフォン」として登録する畜犬団体もある[3]。また、国際畜犬連盟の犬種標準でも、3種間の交配を認めている[3]
歴史ヤン・ファン・エイクアルノルフィーニ夫妻像」(1434年)の足元に描かれた小型犬。後のブリュッセル・グリフォンと較べると顔はつぶれておらず、被毛も長い[1]

グリフォン(英語版)はヨーロッパ北西部に見られる、硬めの被毛を持つ猟犬である。「グリフォン」の語源は「ワイヤーコート」という説や、「捕まえる」という意味の動詞 griffer の変形という説がある[3]。ブリュッセル・グリフォンの祖先はその中でもベルギーの都市部でネズミなどの害獣を駆除していた小型犬である[1][2]。特に馬小屋で使われたため、「馬小屋の犬(グリフォン・デキュリー、: griffon de'ecurie)等と呼ばれていた[1]。また、御者のペットとして馬車に乗せられることもあった[1][2]

19世紀後半に、小型のグリフォンは上流階級の女性の愛玩犬として大流行した[3]。特に1870年代に、ベルギー王妃マリー=アンリエットが小型のグリフォンを愛犬としたことがきっかけともいう[1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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