『ブリティッシュ・スティール』
ジューダス・プリースト の スタジオ・アルバム
リリース1980年4月14日
録音1980年
ジャンルヘヴィメタル
時間35分51秒(オリジナル盤)
44分43秒(リマスター盤)
レーベルCBS
コロムビア・レコード
プロデューストム・アロム
イン・ジ・イースト
(1979年)ブリティッシュ・スティール
(1980年)黄金のスペクトル
(1981年)
ミュージックビデオ
「Breaking The Law」 - YouTube
「Living After Midnight」 - YouTube
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『ブリティッシュ・スティール』(British Steel)は、ジューダス・プリーストが1980年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては6作目。 本作より元トラピーズのデイヴ・ホーランド
解説
レコーディングは、バークシャーのアスコットにあるリンゴ・スター所有のスタジオで行われた。かつてジョン・レノンが住んでいた場所でもあり、メンバーはジョンやリンゴが生活していた風景を見て感動したという[4]。まだ十分な数の新曲ができていなかった時点でレコーディングが開始され、「ブレイキング・ザ・ロウ」「リヴィング・アフター・ミッドナイト」「ザ・レイジ」等はレコーディングが開始されてから作られた曲である[5]。シンプルな構造の楽曲が多く、バラード・タイプの曲は収録されていない。
本作はセールス的に成功を収め、本国イギリスでは初のトップ10入りを果たして最高4位に達した[1]。更に「リヴィング・アフター・ミッドナイト」(全英12位)、「ブレイキング・ザ・ロウ」(同12位)、「ユナイテッド」(同26位)というシングル・ヒットも生んだ[1]。アメリカのBillboard 200でも初のトップ40入りを果たし(最高34位)[2]、アメリカでの人気を確立することとなった。
イギリス盤とアメリカ盤では曲順が違い、コロムビア・レコードから発売されたUSオリジナル盤では「ブレイキング・ザ・ロウ」がA面の1曲目、「リヴィング・アフター・ミッドナイト」がB面1曲目となっていた[6]。日本盤LPやCDもかつてはアメリカ盤に準じていたが、2001年のリマスター以降は、イギリス盤の曲順による9曲にボーナス・トラック2曲を追加したフォーマットで統一された。
「メタル・ゴッズ」は、人間が機械に支配されるという内容の歌詞だが、やがてバンド自体の愛称となった。この曲の録音では、楽器以外の音(アンプのコード、ビリヤードのキュー、食器)も使われている[4]。
「ブレイキング・ザ・ロウ」は、テレビの音楽チャンネル「VH1」において「40 Greatest Metal Songs」の第40位、「Top 100 Hard Rock Songs」の第12位にランク・インしている。
2001年には、本作の制作秘話に関するメンバーや関係者の証言、ライヴ映像等を収録したDVD『ブリティッシュ・スティール』が発表された[4]。 全曲ともロブ・ハルフォード、K・K・ダウニング、グレン・ティプトンの共作。
収録曲
ラピッド・ファイア - Rapid Fire - 4:07
メタル・ゴッズ - Metal Gods - 3:58
ブレイキング・ザ・ロウ - Breaking the Law - 2:34
グラインダー - Grinder - 3:58
ユナイテッド - United - 3:35
オールド・トゥ・ビー・ワイズ - You Don't Have to Be Old to Be Wise - 5:04
リヴィング・アフター・ミッドナイト - Living After Midnight - 3:31
ザ・レイジ - The Rage - 4:44
スティーラー - Steeler - 4:30下記2曲は2001年リマスターCDのボーナス・トラック。
レッド、ホワイト・アンド・ブルー - Red, White & Blue - 3:42
グラインダー (ライヴ) - Grinder - 4:49
USオリジナル盤
Breaking the Law - 2:34
Rapid Fire - 4:07
Metal Gods - 3:58
Grinder - 3:58