ブリストル・マイヤーズ スクイブ(Bristol-Myers Squibb
、略称:BMS、NYSE: ⇒BMY)は、ブリストル・マイヤーズ社 (Bristol-Myers Company) とスクイブ社 (Squibb Corporation) が合併して1989年に設立されたアメリカの医薬品会社である。抗生剤・抗腫瘍薬・HIV治療薬に有力な製品群を持っており、一般には「バファリン」(解熱鎮痛剤)シリーズが広く知られている。
目次
1 概要
2 日本での展開
2.1 パーソナルケア事業部
3 主な医療用医薬品
4 脚注
5 外部リンク
会長及びCEOは ジム・コーネリアス であり、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市に本社を置いている。この会社の主要なR&D 拠点はアイルランド、他の国々、ニュージャージー州及びコネティカット州に置かれている。 1994年から2000年までは、日本人が副社長を務めていた。 日本では、BMS子会社の現地法人ブリストル・マイヤーズ株式会社 (BMS K.K) が医療用医薬品とストーマをはじめとする医療機器の輸入または製造発売・販売を行う。なお「バファリン」製品はライオンとBMSの合弁会社ブリストルマイヤーズ・ライオン株式会社へライセンス供与の上、同社が製造発売し、医療用はBMS K.Kが、OTCはライオンが販売する形態を取っていたが、2007年にBMSがアジア・オセアニア地域の殆どの国の「バファリン」商標をライオンへ売却し、合弁会社を解散することになり、現在はライオンが製造・販売(OTCのみ)を行っている。医療用のバファリンについてはライオンが製造し、エーザイが販売を担当する。 1970年にBMSは化粧品部門のクレイロールを設立し、日本では1990年代からクレイロールシリーズ(ハーバルエッセンス)、シーブリーズをBMS K.Kから発売していたが、2000年にシーブリーズの事業を当時のエフティ資生堂に譲渡し、パーソナルケア事業部は閉鎖・事業撤退となった。なお、翌2001年に米国P&Gが米国BMSからクレイロール事業を買収した事に伴い、日本では2004年からP&Gの「クレイロール ハーバルエッセンス」としてマックスファクターより販売(実質的に日本市場に再参入)している。
概要
日本での展開
パーソナルケア事業部
主な医療用医薬品
アービタックスR (一般名 セツキシマブ、モノクローナル抗体による分子標的治療薬、抗癌剤)
オレンシアR (一般名 アバタセプト、 細胞傷害性 Tリンパ球抗原-4(CTLA-4)の細胞外部とヒトIgG1ガンマグロブリンのFc部を結合した遺伝子組換え蛋白、関節リウマチ治療薬)
スプリセルR (一般名 ダサチニブ、 チロシンキナーゼ阻害による分子標的治療薬、白血病治療薬)
バラクルードR (一般名 エンテカビル、B型肝炎治療薬)
ダクルインザR (一般名 ダクラタスビル、C型肝炎治療薬、C型肝炎ウイルスNS5A複製複合体阻害剤)[1]
スンベプラR (一般名 アスナプレビル、C型肝炎治療薬、C型肝炎ウイルスNS3/4Aプロテアーゼ阻害剤)[1]
マキシピームR (一般名 セフェピム、セフェム系抗生物質)
ベプシドR (一般名 エトポシド、トポイソメラーゼ阻害薬、抗癌剤)
タキソールR (一般名 パクリタキセル、抗癌剤)
ブリプラチンR (一般名 シスプラチン、白金系抗癌剤)