ブリジット・ジョーンズの日記
Bridget Jones's Diary
監督シャロン・マグワイア
画像外部リンク
en:File:BridgetJonesDiaryMoviePoster.jpg
劇場公開用ポスター
『ブリジット・ジョーンズの日記』(ブリジット・ジョーンズのにっき、英: Bridget Jones's Diary)は、2001年に公開されたイギリス・アメリカ合衆国・フランスのロマンティック・コメディ映画。シャロン・マグワイア(英語版)が監督、リチャード・カーティス、アンドリュー・デイヴィス(英語版)、ヘレン・フィールディングの3名が脚本を担当した。作品は、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』をベースに、1996年にフィールディングが発表した同名小説を原作にしている。主人公のブリジット・ジョーンズ(英語版)をレネー・ゼルウィガーが演じ、お下劣な上司のダニエル・クリーヴァーをヒュー・グラント、またブリジットにとって真実の恋人となるマーク・ダーシーをコリン・ファースが演じた。制作は2000年8月から11月にかけて行われ、ロンドンやその周辺のホーム・カウンティズ(英語版)で多くのシーンが撮影された。ワールド・プレミアは2001年4月2日にニューヨーク、4月4日にイギリスで行われ、2001年4月13日にイギリス・アメリカ合衆国で同時公開されたほか、日本では同年9月12日に劇場公開された。
作品は概ね好評価を受けており、また世界中で2億8000万ドル以上の興行収入を上げるなど商業的にも成功した。アメリカ人のゼルウィガーを配役したことには批判もあったが、彼女は「等身大の独身女性」を演じたと高く評価され、この役でアカデミー主演女優賞などにノミネートされた。続編となる『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』は2004年に公開され、2016年には第3作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が公開された。 32歳のブリジット・ジョーンズは新年のパーティのため実家に帰り、実家が近い法廷弁護士でバツイチのマーク・ダーシーを紹介される。ブリジットはトナカイ柄のセーターを着たマークに幻滅するが、マークの側もブリジットの生活態度に幻滅し、互いの第一印象は最悪なまま別れる[注釈 1]。ロンドンのフラットに戻った彼女は、何をやっても上手く行かない怠惰なシングルトンの自分を変えるため、日記を付け始める決意をする。 出版社勤務のブリジットは、上司の編集長ダニエル・クリーヴァーに憧れており、ふたりはブリジットの服装を起点にメールのやりとりを始める。出版記念パーティーに出席したブリジットは参加者の中にマークを見つけ、同僚の弁護士・ナターシャを紹介される。パーティを抜け出してディナーに行ったブリジットは、ダニエルから大学の同級生であるマークに、フィアンセを寝取られたと聞かされる[注釈 2]。 ブリジットはダニエルと交際を始めるが、一方で母パメラは通販チャンネルのアシスタントを始め、父コリンを置いていってしまう。オルコンベリー家のパーティに出席がてらダニエルと週末旅行に出掛けたブリジットは、宿泊するホテルでマークとナターシャに遭遇する。ダニエルは仕事のため帰宅してしまい、ひとりでパーティに参加したブリジットは、過去の行いに関してマークを詰る[注釈 3]。
あらすじ