ブランディングガメ
ブランディングガメ Emydoidea blandingii
保全状況評価[a 1][a 2]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II
分類
ブランディングガメ(学名:Emydoidea blandingii)は、爬虫綱カメ目ヌマガメ科ブランディングガメ属(ヨーロッパヌマガメ属に含める説もあり)に分類されるカメ。本種のみでブランディングガメ属を構成する(単型)。 アメリカ合衆国(アイオワ州、イリノイ州北部、インディアナ州北部、ウィスコンシン州、オハイオ州北部、サウスダコタ州南東部、ニューハンプシャー州南部、ニューヨーク州北部および東部、西部、ネブラスカ州、ペンシルベニア州北西部、マサチューセッツ州東部、ミシガン州、メイン州南部)、カナダ(オンタリオ州南東部、ケベック州南部、ノヴァスコシア州南部)[1][2][3] 模式標本の産地(模式産地)はフォックス川(イリノイ州)[3]。 最大甲長28.4センチメートルとヌマガメ亜科最大種[3]。メスよりもオスの方が大型になり、メスは最大甲長21.4センチメートル[3]。背甲はややドーム状に盛り上がり、上から見ると細長く第7-8縁甲板で最も幅が広い[3]。背甲の表面に筋状の盛り上がり(キール)がなく、成長輪も不明瞭[3]。縁甲板の外縁は尖らない[2][3]。背甲の色彩は黒く、不規則あるいは放射状に黄色や淡黄褐色の斑紋が入る[3]。背甲と腹甲が甲板では繋がらず靭帯で繋がるため、腋下甲板や鼠蹊甲板がない[3]。腹甲には蝶番があるが可動性には個体差があり、腹甲を折り曲げて甲羅に隙間なく蓋をすることができる個体もいる一方で、腹甲を折り曲げることができない個体もいる[3]。腹甲の色彩は黄色や淡黄褐色で、甲板ごとに暗色斑が入る[3]。
分布
形態