ブランカ1世
Blanca I
ナバラ女王
ダフィット・テニールス (子) 画 (1664年)
在位1425年 - 1441年
別号シチリア王妃
出生 (1387-07-06) 1387年7月6日
ナバラ王国、パンプローナ
死去 (1441-04-01) 1441年4月1日(53歳没)
カスティーリャ王国、サンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ニエバ
ブランカ1世(Blanca I, 1387年7月6日 - 1441年4月1日)は、ナバラ王国の女王(在位:1425年 - 1441年)。ナバラ王カルロス3世(シャルル3世、エヴルー伯)とカスティーリャ王エンリケ2世の娘レオノールの長女。フランス名ブランシュ・ド・ナヴァール(Blanche de Navarre)、イタリア名ビアンカ・ディ・ナヴァッラ(Bianca di Navarra)。 はじめシチリア王マルティーノ1世(アラゴン王マルティン1世の子)と、1402年に結婚した。2人の間に生まれたマルティーノ(1403年 - 1407年)が夭逝した後、マルティーノ1世も1409年に死去した。シチリア王位はマルティン1世がマルティーノ2世として継承した。 10年後の1419年、アラゴン王フェルナンド1世の次男フアン(後のアラゴン王フアン2世)と再婚した。フェルナンド1世はマルティン1世の甥で先夫の従弟であり、ブランカの母方の従兄であった。1425年に父が死去した際、男子がいずれも夭逝していたため、長女であるブランカがナバラ王位を継承し、夫フアンもナバラ王となった。 2人は1男3女をもうけた。 1441年にブランカが死去した後、夫が単独のナバラ王となった。だが、ブランカが遺言で王位を長男カルロスに譲ると表明したにもかかわらず、フアンが王位を譲らなかったため、父子は対立し内戦が勃発した。フアンは1444年にフアナ・エンリケスと再婚、1458年に兄アルフォンソ5世の王位も継承してアラゴン王フアン2世となった。
生涯
カルロス(1421年 - 1461年) - ビアナ公
フアナ(1423年 - 1425年)
ブランカ(1424年 - 1464年) - カスティーリャ王エンリケ4世と結婚
レオノール(1426年 - 1479年) - ナバラ女王(1479年)、フォワ伯ガストン4世と結婚
表
話
編
歴
ナバラ女王(1425年 - 1441年)
イニゴ家
イニゴ・アリスタ824-851 / ガルシア・イニゲス851-882 / フォルトゥン・ガルセス882-905
ヒメノ家
サンチョ1世ガルセス905-925 / ヒメノ・ガルセス925-931 / ガルシア1世サンチェス931-970 / サンチョ2世ガルセス970-994 / ガルシア2世サンチェス994-1004 / サンチョ3世ガルセス1004-1035 / ガルシア3世サンチェス1035-1054 / サンチョ4世ガルセス1054-1076 / サンチョ5世ラミレス1076-1094 / ペドロ1世1094-1104 / アルフォンソ1世1104-1134 / ガルシア・ラミレス1134-1150 / サンチョ6世1150-1194 / サンチョ7世1194-1234
シャンパーニュ家
テオバルド1世1234-1253 / テオバルド2世1253-1270 / エンリケ1世1270-1274 / フアナ1世1274-1305
カペー家
フェリペ1世1284-1305 / ルイス1世1305-1316 / フアン1世1316 / フェリペ2世1316-1322 / カルロス1世1322-1328 / フアナ2世1328-1349
エヴルー家
フェリペ3世1328-1343 / カルロス2世1349-1387 / カルロス3世1387-1425 / ブランカ1世1425-1441
トラスタマラ家
フアン2世1425-1479 / カルロス4世(王位請求者)1441-1461 / ブランカ2世(王位請求者)1461-1464 / レオノール1479
フォワ家
フランシスコ1世1479-1483 / カタリナ1483-1517
アルブレ家
フアン3世(共同王)1484-1516 / エンリケ2世1517-1555 / フアナ3世1555-1572
ブルボン家
アントニオ(共同王)1555-1562 / エンリケ3世1572-1610 / ルイス2世1610-1620 / フランス王位へ統合