「Blood Diamond」はこの項目へ転送されています。山下智久の楽曲については「SUPERGOOD, SUPERBAD」をご覧ください。
この項目では、映画作品について説明しています。一般的なブラッド・ダイヤモンドについては「紛争ダイヤモンド」をご覧ください。
ブラッド・ダイヤモンド
Blood Diamond
監督エドワード・ズウィック
脚本チャールズ・リーヴィット
『ブラッド・ダイヤモンド』(原題:Blood Diamond)は、2006年公開のアメリカ合衆国の映画。アフリカ・シエラレオネの内戦(1991年 - 2002年)での、「ブラッド・ダイヤモンド(紛争の資金調達のため不法に取引される、いわゆる紛争ダイヤモンド)」を巡るサスペンス。
第77回(2006年)ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞のトップ10で第3位に選ばれ、ジャイモン・フンスーが助演男優賞を受賞した。また、第79回(2006年度)アカデミー賞では主演男優・助演男優・音響編集・録音・編集の5部門に、第64回(2006年度)ゴールデングローブ賞では主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。 1999年、内戦が続く西アフリカのシエラレオネ。反政府武装勢力の革命統一戦線(RUF)に村を襲われた漁師のソロモンは、家族を逃がすことができたものの、自身はRUFに捕まってしまう。武器調達の資金源となるダイヤモンド採掘場での強制労働中、ソロモンは大粒のピンクダイヤモンドを発見し隠そうとするが、RUFのポイズン大尉に見つかってしまう。丁度その時、政府軍による攻撃が始まり、ポイズン大尉が爆発で顔を負傷し倒れた隙に、ソロモンはピンクダイヤを採掘場近くに埋めて隠す。ソロモンとポイズン大尉は、政府軍に捕まり留置場へと連行される。 ローデシア出身の元白人傭兵のアーチャーは、RUFから武器調達と交換でダイヤを受け取る。受け取ったダイヤを隣国リベリアへ密輸しようとするが、途中シエラレオネ政府軍に見つかり逮捕されてしまう。留置場でソロモンとポイズン大尉のやり取りを聞いたアーチャーは、ソロモンが見つけたピンクダイヤを横取りしようと考え、出所後彼も釈放させ、ピンクダイヤの在り処を聞き出そうとする。 首都フリータウンの海辺のクラブで、アーチャーは紛争ダイヤの密輸の実態を追うジャーナリスト、マディーと知り合う。彼女はアーチャーが紛争ダイヤのブローカーだと知ると、証拠を求めて接近するが、アーチャーは敬遠する。直後にRUFがフリータウンを攻撃、これを制圧すると、自由の身となったポイズン大尉は、拉致したソロモンの息子ディアを麻薬漬けにして少年兵として育て上げる。アーチャーは、ソロモンとともに採掘場を目指す途中、マディーの協力で彼をリベリアの難民キャンプに収容されていた家族と引き合わせる。しかし息子がRUFに拉致されたことを知ったソロモンは悲嘆に暮れる。 取材陣に紛れて採掘場近くの町へ移動中、一行はRUFに襲撃され、アーチャー、マディー、ソロモンは命からがら逃走する。途中、ジャングルの中でRUFの元少年兵を更生させる村にたどりつく。そこでアーチャーとマディーは心を通わせる。
ストーリー