ブラッド・ゾーン
The House That Dripped Blood
イタリア公開時のポスター(1970)
監督ピーター・ダッフェル
『ブラッド・ゾーン』(原題:The House That Dripped Blood)は、1971年制作のイギリスのホラー映画。
1軒の古びた屋敷を舞台に、4つの恐怖譚が展開されるオムニバス・ホラー映画である。『サイコ』の原作者であるロバート・ブロックが脚本を執筆している。
日本では劇場未公開で、ビデオタイトル及びテレビ放送タイトルは、『怪奇!血のしたたる家』。 スコットランドヤードのホロウェイ警部は、行方不明になった俳優の捜索で、彼が借りていた森の中の屋敷を斡旋した不動産屋から事情を聞く。 すると不動産屋は、俳優にあの屋敷の購入を思いとどまらせようとしたと話す。さらに、その屋敷ではこれまでにも購入した者たちの身に恐しい出来事が起きたとして、俳優を含む屋敷を購入した4組の身に起きた出来事を語り始める。 ホラー小説家のチャールズと妻のアリスが例の屋敷に引っ越してくる。チャールズは屋敷の雰囲気が気に入り、いい物語が書けそうだと喜ぶ。チャールズはドミニクという名の絞殺魔が登場する小説の執筆に没頭するが、ある日そのドミニクが突然彼の目の前に実際に現れる。 例の屋敷に孤独を愛する金持ちの中年男フィリップが引っ越してくる。 フィリップは時々退屈しのぎに町に出かけていた。ある日、蝋人形館に何気なく入ったフィリップは、サロメなる女性の蝋人形を見て驚く。それは、かつて自分が愛した女性とそっくりだったからだ。 フィリップは蝋人形のことを忘れようするが、友人のネヴィルに誘われ、再び蝋人形館に行く羽目に。すると、2人とも例のサロメ人形に魅了され、やがて惨劇が彼らを見舞う。 ジョンとジェーンの父娘が例の屋敷に引っ越してくる。だが、なぜかジョンはジェーンを学校に通わせず、アンという女性を家庭教師として雇う。それだけでなく、ジョンはジェーンが他の子供たちと遊ぶのも許さず、アンが不憫に思って、ジェーンに買い与えた人形も、火の中に放り込んでしまう。一連のジョンの行動は、彼があるものを恐れていることに由来していた。 映画俳優のポールがカーラという女優と共に例の屋敷に引っ越してくる。2人は現在製作中のホラー映画で共演しており、ポールは劇中で吸血鬼を演じていた。だが、スター気取りのポールは衣装係が持ってきたマントが気に入らず、何気なく入った町の骨董屋で自分のイメージにぴったりのマントを見つけ、購入を即決した。しかし、それは着た者は皆吸血鬼になってしまうという、呪われたマントだった。 ホロウェイ警部は、不動産屋の話を信用せず、一人で例の屋敷に乗り込み、惨劇に巻き込まれる。 役名俳優日本語吹替 ※デジタル・リマスター版DVDに日本語吹替収録(収録されているものは再放送時の短縮音源 正味70分)
あらすじ
プロローグ
第1話:"Method For Murder"
第2話:"Waxworks"
第3話:"Sweets to the Sweet"
第4話:"The Cloak"
エピローグ
キャスト
東京12ch版
ホロウェイ警部ジョン・ベネット嶋俊介
マーチン巡査部長ジョン・コルコルム水鳥鉄夫
ストーカージョン・ブライアンズ藤本譲
チャールズデンホルム・エリオット勝田久
アリスジョアンナ・ダナム浅井淑子
グレイソンピーター・カッシング八奈見乗児
ロジャージョス・アクランド飯塚昭三
?人形館主ウルフ・モリス国坂伸
リードクリストファー・リー寺島幹夫
アンニリー・ドーン・ポーター荘司美代子
ジェーンクロエ・フランクス冨永美子
ポールジョン・パートウィー北村弘一
カーライングリッド・ピット原えおり
演出高桑慎一郎
翻訳大野隆一
効果PAG
調整栗林秀年
制作コスモプロモーション
解説
初回放送1977年7月14日
『木曜洋画劇場』
脚注^ The House That Dripped Blood (1971) - Box office / business
外部リンク
ブラッド・ゾーン - allcinema
⇒怪奇!血のしたたる家 - KINENOTE
The House That Dripped Blood
The House That Dripped Blood
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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