ブラッセル日本人学校
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ブラッセル日本人学校
The Japanese School of Brussels
国公私立の別
私立学校
設置者文部科学省
設立年月日1974年4月
共学・別学男女共学
分校ブラッセル日本人学校補修校
学期3
学科無し
コース無し
所在地
Av. des Meuniers 133, 1160 Auderghem,
公式サイト ⇒http://www.japanese-school-brussels.be/
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ブラッセル日本人学校正門

ブラッセル日本人学校(英語: The Japanese School of Brussels a.s.b.l.; 略称: JSB)は、ベルギーの首都ブリュッセルオーデルゲムにある日本人学校[1]。小学校と中学校に相当する授業を行っているベルギー唯一の日本人学校である[2]。同校の校舎を利用して「ブラッセル日本人学校補習校」(英語: Japanese Supplementary School of Brussels)という現地の生徒に向けてのの補習授業を毎週土曜日限定で開講している[3]

ブラッセル日本人学校の存在は、学齢期の児童を育てる日本人家庭が居住先を決める際に学校周辺エリアを選択する動機のひとつになっている[4][5]。これは統計上も裏づけがあり、例えば2013年に発表されたデータは、ベルギー在住の日本国籍人の約半数がブリュッセルに住み、特にオーデルゲム地区に集中していることを報告する[5]。『日本人とヨーロッパ――経済的文化的衝突』(The Japanese and Europe: Economic and Cultural Encounters)の著者、Marie Conte-Helm は、本校が「地域に住む日本人にとっての中心としてふるまう」と描写する[4]。 『現代日本の交渉アイデンティティ――帰国子女を一例として』(Negotiating Identity in Contemporary Japan: The Case of Kikokushijo)の著者、彭靜蓮(Chin Ling Pang, ピン音: Peng Jinglian)は、本校を「ブリュッセルにおける日本人コミュニティの縮図として機能する」と描写する[6]
沿革

1974年に週一回、土曜日に日本語で授業を行う講座が開講した。同年9月には週3回、国語、社会、算数数学を教える日本人学校がブリュッセル市内ガシャール通りに開校した[7]。1979年にブリュッセル日本人会は文部科学省やベルギーに支社などを置く日本企業などの出資によりオーデルゲムにて学校として運営可能な土地にを手に入れ、本校を創設した[4]。全日制の日本人学校としての正式な開学は1979年4月である[7]。通学対象児童は、在ベルギー日本人会子弟である[7]。設立の目的は、第一に、「日本語による教育を通して日本人としての物の見方や考え方を学ばせる」こと、第二に、「国際社会の中で信頼され尊敬される日本人の育成」にあるとされる[7]

2000年時点において、日本の民間企業が学校の設立費用の50%を負担しており、日本国文部科学省が残りを負担する[3]
施設

学校の敷地は住宅街の中にあり[8]ブリュッセル・メトロのボーリュー駅(英語版、フランス語版、オランダ語版)に近い[8][9]。敷地内には2階建て(日本式・3階)の校舎が一つあり[2]、最大で500名の生徒を収容できる[4]。設備として2005年時点では、教室15、音楽室1、体育館1、LL (language laboratory) の教室4つがあった[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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