この項目では、映画について説明しています。その他の用法については「ブラックダイヤモンド」をご覧ください。
ブラック・ダイヤモンド
Cradle 2 the Grave
監督アンジェイ・バートコウィアク
脚本ジョン・オブライエン
チャニング・ギブソン
『ブラック・ダイヤモンド』(Cradle 2 the Grave)は、2003年のアメリカ合衆国のアクション映画。監督はアンジェイ・バートコウィアク、出演はジェット・リーとDMXなど。バートコウィアク監督によるヒップ・ホップ・カンフー三部作の第3作である。他の2作は『ロミオ・マスト・ダイ』『DENGEKI 電撃』。 とある宝石専門の貸金庫へ通じている地下鉄のトンネルで3人の泥棒(トニー、ダリア、マイルズ)が侵入を試みていた。3人は宝石商クリストフから黒い石(通称:ブラックダイヤモンド)を盗み出すように依頼されており、報酬はそれ以外のダイヤモンドであるという契約を交わしていた。なんなく貸金庫に侵入した3人は鍵を次々壊してダイヤモンドを盗み出す。クリストフが欲するブラックダイヤモンドも見つけたが、盗みの最中にトニーの携帯に知らない男から「黒い石は置いていけ」と忠告を受けるが、それを無視して逃走を謀る。電話の主は台湾の諜報員であるスーという男で、クリストフを締め上げてトニーに電話していたのだった。 時を同じくしてスーの通報により警察が地下鉄を包囲していたため、トニーとダリア、マイルズはそれぞれ別々の方向へ逃げるのだった。トニーとダリアは地下鉄車両の上に乗って警察を撒いたがアクシデントで盗んだダイヤを落としてしまう。一方、マイルズは嗅ぎ回っていたスーに見つかり撃退された後、ダイヤの入ったバッグを奪われてしまう。しかし、スーが奪ったバッグにはブラックダイヤモンドはなく、地元警察と合流して情報を集めるのだった。アジトに戻った3人は報酬のダイヤはなく、手元には隠し持っていたブラックダイヤモンドだけで、石の正体も価値もわからないトニーは売る目的でブラックダイヤモンドを武器商人のアーチーに一旦預け、クリストフの元へ向かう。だが、クリストフは元々石を盗むように指示していたリンという男によって殺害されていた後であった。殺害現場で隠れていたスーと対峙していたトニーであったが、クリストフの固定電話にリンから電話があり、「石を寄越せ」と言われるも一蹴してその場を去る。 トニーは車で帰る最中にリンの手下の2人組に終われ、路地裏で銃口を向けられるが、尾行していたスーが現れ2人組を撃退して事なきを得る。だが、同時にアーチーからブラックダイヤモンドの正体について探りを入れている最中、特殊武装した2人組に奪われたと連絡が入り、自体は更に悪化し、トニーの愛娘のヴァネッサはリンによって誘拐され、「娘を取り戻したければ石を寄越せ」と脅迫される。 特殊武装、大きなダイヤの指輪をしていたというアーチーの証言から、街を牛耳る模範服役囚のギャング、ジャンプ・チェンバーズではないかと睨んだトニーはスーと共にチェンバーズのところへ向かう。
ストーリー