この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "ブラック・ジャック" 架空の人物
ブラック・ジャック/ 間 黒男
『ブラック・ジャック』のキャラクター
作者手塚治虫
声野沢那智 / 大塚明夫
詳細情報
性別男性
職業医師(無免許)
家族父、母、妹(異母妹)
国籍 日本
テンプレートを表示
ブラック・ジャックは、手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』に登場する架空の人物・医師(無免許)。本名は間黒男(はざま くろお)。 無免許の天才外科医。本名は間 黒男(はざま くろお)。作中を通し、ほぼ「ブラック・ジャック」と呼ばれているが、幼少時代、および医学生時代の回想シーンでは「クロちゃん」「クロオ」「間」と本名で呼ばれている。血液型はO型。 一人称は「私」もしくは「俺」。二人称は「おまえさん」を多用し、本人自身、口癖であることを認めている[1]。また、語尾に「?ですぜ」と付ける口調も多用する傾向にある。老若男女を問わず、無遠慮な態度、言葉遣いで接するが、敬語は案外と使う。 シリーズ中、年齢について言及されたシーンは1度もない。ただし、爆弾事故にあった当時8歳という点は数回明示されている。爆弾事故については劇中で幾度か「○○年前」と言及されており、第202話『20年目の暗示』では、爆弾事故は「20年前」と語られている。よって、この時点ではブラック・ジャックの年齢は28歳と設定されていたと考えられる(手塚がブラック・ジャックの年齢を28歳と決めたのは、当時担当だった2代目の担当編集者の年齢にちなんだと言われる)[2]。また、第233話『骨肉』では爆弾事故が「25年前」と語られており、この時点では年齢は33歳ということになる。また、文庫版第6巻の巻末解説(豊福きこう)にて、B.Jこと間黒男の生年は昭和23年(1948年)前後と推定できるということが記されており、これに基づくならば、連載開始の1973年の時点での彼の年齢は25歳ということになる。手塚本人の作ではないが、ブラック・ジャックの大学時代を描いた『ヤング ブラック・ジャック」』(脚本:田畑由秋 / 漫画:大熊ゆうご)では1946年生まれになっている[3]。 手術の腕は、まさに天才そのもの。自らも「世界一」との自信を持つ。実際ブラック・ジャックにしか治せない症例は多い。「医師が技術に見合う報酬を要求することは当然」というポリシーを持ち、そのため非常に高額の報酬を要求し、相手が怒り出したり払えないと言えばすげなく断る。金持ちには容赦なく請求し、支払いが滞れば金融業者からも「手本にする」と皮肉られるほどしつこく取り立てを行うが、一方、庶民には高額の手術料を突き付けるものの、それも「生きるためにはどんな苦労も惜しまない」患者の覚悟を試すための行動であることが大半で、結果的に安値や無料で手術を行うことも多い(詳細は後述)。非常に義理堅い一面があり、いったん交わした約束は相手によらず、たとえその場しのぎのものであっても、あらゆる悪条件を克服して必ず守る。冤罪を着せられた自分を救ってくれた人物に対し「もし怪我などをしたら自分が手術をして治す」と約束した際、その後実際に生命の危機にあることを知ったときには、入院先の病院を何の躊躇いもなく買い取ってまで自ら手術し、さらに整形手術を施して逃げ延びさせた。また野生動物や自然に対する愛情も強く、身勝手な人間に傷つけられた動物を無償で救うことも多いほか、得た莫大な報酬で、あちこちの自然の美しい島を購入することで自然保護に勤しんでいる。 医学界では評判が悪いが、その一方で、同じ医大出身の手塚治虫(作者本人のスターシステム出演)をはじめ医者友達が複数おり、大学時代の先輩・竹中に競馬の掛け金をたびたび無心されても断ることなく合計3千万円も貸すなど、付き合いもいい[4]。しかし、孤高の天才であるがゆえの孤独感を抱いており、自分と人物を並び立つほどの外科技術の持ち主を友人として求めてもいる。 手を施しても無意味に終わる、他の治療手段の方が良いなどの事情があれば手術を行わないか、途中で止めてしまうことがある。作中、爆発物によって視力を失った女性について警察から「犯人を見つけるために眼球の移植手術で視力を回復させてほしい」と依頼された時は、BJの技術を用いても5分しか視力が戻らないため、二度も視力を失う苦しみを味わうことになるとして、手術拒否を表明していた[5][6]。
人物像