ブラックペアン1988
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ブラックペアン1988
著者海堂尊
発行日2007年9月
発行元講談社
ジャンル医療
日本
言語日本語
形態上製本
ページ数320
次作ブレイズメス1990
公式サイトbookclub.kodansha.co.jp
コードISBN 978-4-06-214254-0

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『ブラックペアン1988』は2007年講談社から発売された海堂尊長編小説

2018年4月22日より6月24日まで、TBS日曜劇場にてテレビドラマ化された。
概要

時代を1988年に移し、著者の作品に登場する東城大学医学部付属病院を舞台として、1人の研修医が2人の医師との関わりの中で成長していく姿を描いた群像劇。「バブル三部作」の第1作。2008年山本周五郎賞の候補作となった。

小説現代』に2007年4月号から同年8月号まで連載され、同年9月には単行本が刊行された。2009年12月15日に加筆修正された文庫本が上下巻に分かれて発売され、下巻の巻末には映画版『チーム・バチスタの栄光』で天才外科医・桐生恭一を演じた吉川晃司と著者の対談が収録されている。2012年4月13日には、上下巻にした文庫版を1冊にした新装版の文庫本が発売された。

高階権太をはじめ『田口・白鳥シリーズ』に登場した脇の登場人物たちや、同シリーズの主人公である若き日の田口らも多く登場している。

連載途中で一時詰まったが、高階のカウンターパートである渡海の登場を思いつき、作品は完成した[1][要ページ番号]。

執筆時のBGMは、STRAIGHTENERの「SIX DAY WONDER」[要出典]。
ストーリー

医師国家試験受験後、合否判定を待ちつつ東城大学医学部付属病院の研修医となった世良雅志。佐伯清剛教授を頂点とする総合外科学教室(通称・佐伯外科)に入局した世良は、入局から3日目、帝華大学からやってきた新任の講師・高階権太と遭遇する。高階は食道自動吻合器「スナイプAZ1988」を引っ提げ、手術の在り方、若手の育成に一石を投じて波紋を呼び、総合外科学教室の秩序を乱す言動と相まって周囲からの反感を買っていた。また「佐伯外科」には「オペ室悪魔」と呼ばれる万年ヒラ医局員の渡海征司郎がおり、世良は高階や渡海との関わりの中で医師として成長していく。

世良が入局してから半年後、佐伯が病院長選挙のパフォーマンスのために北海道での学会に出席中、手薄となった病院では渡海と佐伯の過去の因縁が明らかになる事件が起こる。
登場人物
総合外科学教室日本を代表する国手、佐伯清剛教授が主宰する教室で論文の数よりも手術の腕前が重視され、かつては東城大学医学部唯一の外科学教室であったが、この3年で脳外科、肺外科、小児外科が分離、独立している。だが、それを促しているのは他ならぬ佐伯教授自身だと噂されている。
世良雅志
東城大学医学部付属病院総合外科学教室(佐伯外科)に入局した研修医。東城大学医学部のサッカー部に所属し「俊足サイドバック」として名を馳せていた。教授に対しても物怖じしない発言をし周囲をハラハラさせる。
高階権太
総合外科学教室に赴任した新任講師で世良の指導医を務める。帝華大学で第一外科教室の助手を務め、マサチューセッツ医科大学に2年留学したという経歴を持つ。不敵な言動で周囲の反感を買うことも。食道自動吻合器「スナイプAZ1988」で医療技術の発展のあり方を変えようとする。20年後の東城大学医学部付属病院院長。「権太」という名前にコンプレックスを抱いている。
渡海征司郎
総合外科学教室の医局員。入局して10年になるが、昇進に関しては自分で断り続けている。カンファレンス等の医局行事に出席することは殆ど無く、軽薄に振る舞っているが手術の腕は高く、外科控え室にいることが多いため「オペ室の悪魔」と称され、総合外科学教室では数少ない食道癌の執刀経験者でもある。だが、その高い技術故に高階や佐伯からは医師ではなく、手術職人であると評されている。佐伯とは過去にある因縁がある。
佐伯清剛
総合外科学教室教授。専門は腹部外科で日本を代表する国手。技術重視の気風やその威厳を持って「佐伯外科」の頂点に君臨している。手術室には「ブラックペアン」と呼ばれる真っ黒なペアンを通常の手術器具の中に含ませている。東城大学医学部付属病院の次期院長選に立候補する。
垣谷雄次
総合外科学教室の医師。世良とはサッカー部の同窓で8年先輩の間柄。口が過ぎるところのある世良をたしなめる事もしばしば。20年後の臓器統御外科講師、医局長


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