ブラジルの政党ブラジル社会民主党
Partido da Social Democracia Brasileira
総裁マルコーニ・ペリーリョ
ブラジル社会民主党(ブラジルしゃかいみんしゅとう、ポルトガル語: Partido da Social Democracia Brasileira[2]、略称: PSDB[2])は、ブラジルの政党。労働者党とならび、ブラジルで最大の政党の一つ。中道右派政党である[2]。 1988年、ブラジル民主運動党の左派が分かれる形で創設。「民主主義」と「社会正義」を基本に、旧軍政勢力とも左翼とも一線を画し、社会民主主義者、社会自由主義者、キリスト教民主主義者、民主社会主義者の結集をめざした。また一部、穏健派の労働運動からも支援を受けた。 1994年の大統領選挙では従属理論の研究者としても知られるフェルナンド・エンリケ・カルドーゾを勝利させ、1998年の大統領選挙でも再選を果たし、他の中南米諸国と同様に規制緩和や民営化といった新自由主義改革を推し進め、外交面では米国との協調路線を取った。しかし、その新自由主義改革による格差拡大・固定化への反動から2002年の大統領選挙では左翼政党である労働者党のルーラに政権奪取を許し、野党となった。 現在は社会民主主義や第三の道を掲げる中道もしくは中道左派の政党を称してはいるが、同党の実際の政策には市場経済重視の新自由主義の影響が強く、規制緩和や外国資本積極導入を主張している。国営企業、公的企業の民営化も積極的に行ってきた。支持者も都市部在住の富裕層や中間層が主体であり、財界や国際金融資本の支持も厚い。社会主義インターナショナルには加盟しておらず(ブラジルからは民主労働党が加盟している)、キリスト教民主主義を軸とする中道民主インターナショナルのアメリカ組織であるアメリカ・キリスト教民主機構
概要
党の創設
カルドーゾ政権
現況