ブラジルの国旗
用途及び属性?
縦横比7:10
制定日1889年11月19日
(現行の旗は1992年5月11日より)
使用色
青
黄
緑
白
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ブラジル国旗の拡大図。中央の白い帯にはポルトガル語で “Ordem e Progresso”(秩序と進歩)という国是が書かれている。その周りには九つの星座があしらわれており、それぞれ以下の通りである。
こいぬ座のプロキオン
おおいぬ座。大きく描かれているのはシリウス
りゅうこつ座のカノープス
おとめ座のスピカ
うみへび座
南十字星
はちぶんぎ座σ星
みなみのさんかく座
さそり座。大きく描かれているのはアンタレス
ブラジルの国旗は、緑色の地に黄色の菱形と青い円を組み合わせたデザインの旗である。ブラジルポルトガル語では「金緑旗」の意で「アウリヴェルジ (Auriverde)」と呼ばれる。国旗の原型は1889年11月19日に制定されたもので、その後数回にわたり細部のデザインの変更が行われており、現行の国旗は1992年5月11日に制定された。なお、この旗は縦長に掲揚してはならない。 元来緑色(こい縁)と黄色はそれぞれブラジル皇帝であるペドロ1世のブラガンサ家とその皇妃マリア・レオポルディナのハプスブルク家を象徴していた。現在では非公式ながら緑色は森林を、黄色は金と鉱物資源を象徴していると解釈されることが多い。 中央の円は共和政が樹立された日の朝(1889年11月15日8時30分)に見えるリオデジャネイロの空を表している。天球儀を外側から見たイメージであるため、星座の模様は左右反転している[1]。円内の27個の星はそれぞれブラジル連邦共和国を構成する26州と1連邦直轄区を表している[1]。そのためアメリカ合衆国の国旗のように州が増える度に星の数も増えるという性格を持っている。アメリカ合衆国の国旗と異なる点としては、それぞれの星が象徴する州が厳格に定められている点が挙げられる。例えば円の下部に描かれた一番小さな星は南極星で、ブラジリアを中心とする連邦直轄区を表している。勘違いされやすいが、帯の上部に描かれた大きな星(スピカ)は連邦直轄地区ではなくパラ州を表している。 中央の白い帯は黄道を表している。帯には緑色で哲学者オーギュスト・コントの言葉「秩序と進歩」がポルトガル語で記されている。これは発足当時の共和国政府首脳陣の多くが実証主義の信奉者だったことを反映した結果である。 旗の裏面は、表面と同じ模様とされており、文字や星座は反転しない[1]。 地域と州[2]星の名前星座等級
意味
アマゾナス州プロキオンこいぬ座1
マットグロッソ州シリウスおおいぬ座1
アマパー州おおいぬ座β星2