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「ピリン・マケドニア」はこの項目へ転送されています。ピリン・マケドニアの歴史などについては「en:Pirin Macedonia
」をご覧ください。国 ブルガリア共和国
州都ブラゴエヴグラト
人口364,076[1]
面積6,449.5 km2
基礎自治体14
ナンバープレートE
標準時EET(UTC+2)
夏時間はEEST(UTC+3)
ブラゴエヴグラト州(ブラゴエヴグラトしゅう、ブルガリア語: Област Благоевград, ラテン文字転写: Oblast Blagoevgrad)は、ブルガリア南西部に位置する州。この地方は歴史的な経緯よりピリン・マケドニア(ブルガリア語: Пиринска Македония, ラテン文字転写: Pirinska Makedoniya、英語: Pirin Macedonia)[2]と呼ばれる。北にキュステンディル州、ソフィア州、東にパザルジク州、スモリャン州と接し、南はギリシャ、西は北マケドニアと国境を接している。目次 ブルガリア語での名称はブラゴエヴグラト州(Област Благоевград, ラテン文字転写: Oblast Blagoevgrad、オブラスト・ブラゴエヴグラト)である。トルコ語での名称はユカル・ジュマ州(Yukar? Cuma ili、ユカル・ジュマ・イリ)、また、マケドニア語での名称はブラゴエヴグラト州(Благоевградска област, ラテン文字転写: Blagoevgradska Oblast、ブラゴエヴグラトスカ・オブラスト)である。日本語ではブラゴエフグラード、ブラゴエフグラート、ブラゴエヴグラド、ブラゴエヴグラート、ブラゴエブグラト、ブラゴエブグラドなどさまざまな表記の揺れがある(表記ゆれは主にвおよびдの有声/無声の違い、вを有声とする場合вの転写に「ブ」を用いるか「ヴ」を用いるかの違い、および最後の-градに長音記号「ー」を用いるかどうかの違いによる)。 ブラゴエヴグラト州には14の基礎自治体がある。 ブラゴエヴグラト州の面積は6,449.5平方キロメートル、人口は341,245人を数える。面積ではブルガス州、ソフィア州に次いでブルガリアで第3の大きさであり、ブルガリアの国土全体の5.8%を占める。ブラゴエヴグラト州は山地が多く、バルカン半島最高峰のムサラ山(Мусала、Musala
1 呼称と表記
2 基礎自治体
3 地理
4 気候
5 経済
6 文化
7 教育
8 民族英雄にちなんだ地名
9 出身者
10 人口
11 スポーツ
12 ピリン・マケドニアと拡張主義
13 ギャラリー
14 脚注
15 参考文献
16 関連項目
17 外部リンク
呼称と表記
基礎自治体 ブラゴエヴグラト州の基礎自治体
バンスコ(Банско、Bansko
ベリツァ(Белица、Belitsa)
グルメン(Гърмен、Garmen)
ゴツェ・デルチェフ (地名)(Гоце Делчев、Gotse Delchev)
ハジディモヴォ(Хаджидимово、Hadzhidimovo)
クレスナ(Кресна、Kresna)
ペトリチ(Петрич、Petrich)
ラズロク(Разлог、Razlog)
サンダンスキ(Сандански、Sandanski)
サトフチャ(Сатовча、Satovcha)
シミトリ(Симитли、Simitli)
ストルミャニ(Струмяни、Strumyani)
ヤコルダ(Якоруда、Yakoruda)
ブラゴエヴグラト(Благоевград、Blagoevgrad) - 州都。旧称ゴルナ・ジュマヤ(Горна Джумая、Gorna Dzhumaya)。トルコ語名ユカル・ジュマ(Yukar? Cuma)
地理
気候 ピリン国立公園は、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
州内の気候は南部の地中海性気候から北部・山間部の内陸性の気候まで変化に富んでいる。天然資源には木材、鉱泉、石炭、建設資材(大理石や花崗岩など)が存在する。多くの自然保護区が設定されて美しい自然観光は保護され、それ自体が重要な資源とみなされている。耕作可能地は38.8%、森林は52%を占めている。 州の基幹となっている産業は、食品産業、タバコ生産、農業、観光、物流、通信、繊維、材木、家具、製鉄、機械生産、建設資材、製薬、プラスチック、製紙、靴生産などである。失業率はおよそ10%で、ブルガリアの全国平均とほぼ等しい。 鉄道・道路網はソフィアはじめブルガリア各地とギリシャ北部を結ぶ大動脈となっている。また、特に2000年代に入ってからは安い商品やサービスを買いにくるギリシャからの日帰り観光客が増加した。また、自由化された1990年代以降、ギリシャの製造業者たちも安い人件費などに目をつけこの地域、とくにペトリチに生産ラインを移転した。 サンダンスキ市のメルニク(Мелник、Melnik
経済
インフラストラクチャーの整備は十分ではなく、特に道路・鉄道網の開発は遅れている。