ブライト・ノア (Bright Noa[1][2] / Bright Noah[3][注 1]) は、アニメ『機動戦士ガンダム』に始まる宇宙世紀を舞台にしたガンダムシリーズに登場する架空の人物。
英国系[5]で宇宙世紀0060年生まれ。最終階級は大佐[6]。複数の作品で主人公が所属する艦の艦長を務め、幾多の戦場で指揮を執っている歴戦の軍人。特にシリーズ最初の主人公であるアムロ・レイとは戦友と呼べる間柄[7]。若きパイロットたちの辿るニュータイプの覚醒の道のりも見てきている。
『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダムUC』の本編5映像作品に登場しており、ガンダムシリーズ登場人物の中で最多の映像作品登場数を誇る[注 2]。
担当声優は鈴置洋孝、『機動戦士ガンダムUC』以降の関連作品では成田剣。『ガンダムさん』でのみ置鮎龍太郎。 階級についてはテレビアニメ版に準拠。 アムロ同様全話に登場。戦争以前の経歴について詳細は不明だが、テレビ版第3話で「宇宙に出るのは今回が初めて」と語っていることから、生粋のアースノイドであったことが窺える[注 3]。ただし両親はスペース・コロニー建設に従事しているとも言われ、共に一年戦争で戦死しているという[8](父親は軍人であるとする資料もある[5])。
経歴および劇中での活躍
一年戦争(『機動戦士ガンダム』)
ホワイトベース艦長に抜擢
宇宙世紀0079年9月、このとき19歳(ORIGINでは20歳に変更された)。サイド7において、搭乗していたホワイトベースがシャア・アズナブル率いるジオン軍部隊の急襲を受け、地球連邦軍士官候補生(ORIGINではこの時点で既に中尉)であった彼は、サイド7を脱出した民間人を成り行きでまとめさせられ、初代艦長・パオロ・カシアスが負傷すると二代目艦長に抜擢される。19歳の新兵(第1話時点で軍歴6か月)でありながら、新造艦ホワイトベース、およびガンダムをはじめとする最新鋭モビルスーツを中心に南米のジャブローへ向かい、ルナツーでは新米指揮官ながらもシャアが補給を受けるのを妨害するなど計略に陥れている[注 4]。アムロには厳しくしながらも[注 5]「シャアを越えるパイロット」と当初から認めていた[9]。