ブライアン・ブレイド
Brian Blade
ブライアン・ブレイド(2014年)
基本情報
生誕 (1970-07-25) 1970年7月25日(53歳)
出身地 アメリカ合衆国 ルイジアナ州
担当楽器ドラム、パーカッション、ギター、ボーカル
レーベルノンサッチ、コロムビア、ヴァーヴ、ブルーノート、ワーナー
公式サイト ⇒brianblade.com
ブライアン・ブレイド(Brian Blade、1970年7月25日 - )は、アメリカのジャズ・ミュージシャン、セッションミュージシャン、シンガーソングライター、バンドリーダー、作曲家。担当楽器はドラム、パーカッション、ギター、ボーカル。 アメリカ合衆国ルイジアナ州生まれ。幼いころにスティーヴィー・ワンダーやアル・グリーンを聞き、ゴスペル音楽に触れ合って育つ。 小学校に入ったころから様々な打楽器をたたくようになり、9歳から13歳の頃にはオーケストラでヴァイオリンも演奏していた。その後、兄の影響でドラムを演奏するようになる。 高校に入り、ジョン・コルトレーン、チャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィス、アート・ブレイキー、セロニアス・モンク、エルヴィン・ジョーンズ、ジョニ・ミッチェル等を聞き始める。
来歴
そのあと、ジョシュア・レッドマン、ケニー・ギャレットのサイドマンとしてデビュー。ジャズ・シーンの精鋭のみならず、ジョニ・ミッチェル、ボブ・ディラン、ダニエル・ラノワらロック界の大御所のレコーディングにも参加した。
1997年、ジェフ・パーカー、ジョン・カワード、クリストファー・トーマス、マイロン・ウォルデン、メルヴィン・バトラーを集めて「ザ・フェロウシップ」バンドを結成し、バンド名を冠したアルバム『ブライアン・ブレイド・フェロウシップ』(1998年)を発表した。2000年にギタリストはジェフ・パーカーからカート・ローゼンウィンケルに交代した。
2000年に入ってウェイン・ショーターの新アコースティック・カルテットにダニーロ・ペレス
(英語版)、ジョン・パティトゥッチと共に加入した。2009年にはシンガーソングライターとしてのアルバム『ママ・ローザ』をリリースした。この中ではアコースティック・ギターを持ってブルースやフォーク調のシンプルな曲を歌っている。2009年頃からダニエル・ラノワとのロックバンドブラック・ダブを結成し、ワールドツアーを行い、同時期にワールドツアー中だった、チック・コリアとジョン・マクラフリンのファイヴ・ピース・バンドにも参加してアジア・ツアーの成功および同バンドで第52回グラミー賞(最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム)を獲得した。
自身のバンド「ザ・フェロウシップ」、ウェイン・ショーターのアコースティック・カルテット、「ブラック・ダブ」他、様々なミュージシャンのレコーディングに参加したり、ライヴサポートを続けながら、2010年の後半にはチック・コリア、クリスチャン・マクブライドとのトリオでツアーを行うなど日々新しい音楽の息吹を求め、最も多忙なジャズ・ミュージシャンのひとりとして世界を飛び回っている。 (ブライアン・ブレイド、ダニエル・ラノワ、ダリル・ジョンソン ウォルフガング・ムースピール
ディスコグラフィ
リーダー・アルバム
『ブライアン・ブレイド・フェロウシップ』 - Brian Blade Fellowship (Blue Note) 1998年
『パーセプチュアル』 - Perceptual(1999年録音)(Blue Note) 2000年
『シーズン・オブ・チェンジズ』 - Season of Changes (Verve) 2008年
『ママ・ローザ』 - Mama Rosa (Verve Forecast) 2009年
『ランドマークス』 - Landmarks (Blue Note) 2014年
『チルドレン・オブ・ザ・ライト』 - Children of the Light (Mack Avenue) 2015年
『ボディ・アンド・シャドウ』 - Body and Shadow (Blue Note) 2017年
ブラック・ダブ
『ブラック・ダブ』 - Black Dub (Red Ink/Sony) 2010年
共同名義アルバム
Real Book Stories (Quinton) 2001年
Air, Love, and Vitamins (Quinton) 2004年
ウォルフガング・ムースピールとのデュオ
Friendly Travelers (Material) 2007年
Friendly Travelers Live (Material) 2008年
ロン・マイルスおよびビル・フリゼールとのトリオ
『クイヴァー:三人主義』 - Quiver (Enja) 2012年
ジョン・パティトゥッチおよびダニーロ・ペレス(英語版)とのトリオ
『チルドレン・オブ・ザ・ライト』 - Children of the Light (Mack Avenue) 2015年
参加アルバム
ケニー・ギャレット : 『ブラック・ホープ』 - Black Hope (Warner Bros.) 1992年
ジョシュア・レッドマン : 『ムード・スウィング』 - Moodswing(1994年録音)(Warner Bros.) 1994年
ブラッド・メルドー : 『イントロデューシング』 - Introducing Brad Mehldau(1995年録音)(Warner Bros.) 1995年
ジョシュア・レッドマン : 『スピリット・オブ・ザ・モーメント:ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』 - Spirit of the Moment Live at Village Vanguard(1995年録音)(Warner Bros.) 1995年
ケニー・ギャレット : 『トリオロジー』 - Triology (Warner Bros.) 1995年
ケニー・ギャレット : 『追求(PURSUANCE):コルトレーンに捧ぐ』 - Pursuance: Music of John Coltrane (Warner Bros.) 1996年
ジョシュア・レッドマン : 『フリーダム・イン・ザ・グルーヴ』 - Freedom in the Groove (Warner Bros.) 1996年
ボブ・ディラン : 『タイム・アウト・オブ・マインド』 - Time Out of Mind(1996年?録音)(Columbia) 1997年
ジョシュア・レッドマン : 『タイムレス・テイルズ』 - Timeless Tales (For Changing Times) (Warner Bros.) 1998年
マーク・ターナー(英語版) : In This World(1998年録音)(Warner Bros.) 1998年
ジョニ・ミッチェル : 『テイミング・ザ・タイガー』 - Taming the Tiger(1997年録音)(Reprise) 1998年
マーク・ターナー : Ballad Session(1999年録音)(Warner Bros.) 2000年
ジョー・ヘンリー(英語版) : Scar(2000年録音)(Mammoth) 2001年
ジョン・パティトゥッチ : Communion(2001年録音)(Concord) 2001年
ノラ・ジョーンズ : 『ノラ・ジョーンズ』 - Come Away with Me(2001年録音)(Blue Note) 2002年
ウェイン・ショーター : 『フットプリンツ?ベスト・ライヴ!』 - Footprints Live!(2001年録音)(Verve) 2002年