ブッダ_(漫画)
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ブッダ
ジャンル
歴史漫画仏教
漫画
作者手塚治虫
出版社潮出版社
掲載誌コミックトム
レーベル希望コミックス
発表期間1972年 - 1983年
巻数全14巻
映画:手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-
監督森下孝三
制作東映アニメーション
封切日 2011年5月28日
上映時間111分
シッダールタ
チャプラ
チャプラの母
スッドーダナ王吉岡秀隆
堺雅人
吉永小百合
観世清和
映画:BUDDHA2 手塚治虫のブッダ -終わりなき旅-
監督小村敏明
制作東映アニメーション
封切日 2014年2月8日
上映時間85分
シッダールタ
タッタ
マーヤー天
スッドーダナ王吉岡秀隆
松山ケンイチ
吉永小百合
観世清和
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ブッダ』(BUDDHA)は、手塚治虫による日本漫画作品。潮出版社少年漫画雑誌希望の友』(後に『少年ワールド』→『コミックトム』と改題)にて、1972年から1983年まで連載された。2010年12月時点で累計発行部数は約2000万部を記録している[1]

一般に“釈迦”・“”・“ゴータマ・ブッダ”等と呼ばれる仏教開祖で、釈迦族の王子ガウタマ・シッダールタ(本作ではゴータマ・シッダルタと表記)のとしての生涯を描いた仏教のストーリー。実在した人物と手塚治虫の創作した人物が入り乱れ、独自の世界観で貫かれている[2]。元は手塚の漫画『火の鳥』の一編として、「火の鳥 東洋編」の名前で潮出版社から企画されたものであった[3]。そのため、『火の鳥』からの共通する登場人物が数人いる。

アメリカ合衆国でも高い評価を受けており、2004年および2005年アイズナー賞最優秀国際作品部門を受賞した。

2010年7月に『手塚治虫のブッダ』の題名で全3部作としてアニメ映画化されることが発表され[4]2011年5月28日に第1部が公開、2014年2月8日に第2部が公開された。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2014年7月)(使い方

舞台は今から2500年前のインド。人々はカーストと呼ばれる4段階の身分(バラモン(僧侶)、クシャトリヤ(武士)、ヴァイシャ(平民)、スードラ(奴隷)、更にスードラ以下とされカーストにすら含まれないバリア(賤民)[5][注 1])のもと暮らしていた。カピラヴァストウ(カピラ城)の王子ゴータマ・シッダルタはクシャトリヤの身分として、何不自由のない生活を送っていた。やがては結婚し、息子誕生と共に王位に就くことになる。しかし、幼い頃よりシッダルタは、「なぜ人は死ぬのか」「同じ人間なのになぜ身分があるのか」などの疑問を常に抱えていた。そして、息子が生まれた日、シッダルタは遂に僧としての道を歩み始めた。数々の苦難を乗り越えた末に、悟りを開いた彼はブッダとなる。シッダルタことブッダは生涯をかけ、人々を諭し、共に悩み苦しみながら進んでいく。
舞台(国家)

釈迦(ゴータマ・ブッダ)の存命時、十六大国と呼ばれるように、インド亜大陸インド文化圏には多数の国家が存在したが、本作で主に舞台となっているのはカピラヴァストウ(シャカ国)・コーサラ国マガダ国の3カ国である。他の国や地域(アンガ国ヴァッジ国マツーラマッラ国)については名称が多少述べられるか、一時のエピソードで短期登場した程度に留まっており、それ以外の国家は作中ではあまり触れられていない。
カピラヴァストウ

ブッダ(シッダルタ)の祖国で、彼自身も属するシャカ族の国家。劇場アニメではシャカ国と呼称。ヒマラヤのふもと付近に位置する小国。君主はブッダの実父であるスッドーダナ王。政治的には隣国のコーサラ国からの侵略を頻繁に受けており、王もシャカ族の民もコーサラに怯えている。バンダカが王であった時期、コーサラ国とは戦争をしており、その際は攻め滅ぼされることはなかったものの、シッダルタ出家の数年後にコーサラ国王パセーナディを欺いた(王妃として送った女性がシャカ族ではなく低カーストの隷女だった)ことが発覚し滅ぼされ、正式に属国となっている。国家の滅亡後スッドーダナは戦犯として投獄され、シャカ族は奴隷の身分に落とされた。

数年後、カピラヴァストウ領を支配していたコーサラ国の王子ビドーダバがブッダの説得に応じ帰依したことで開放され、国家としてのカピラヴァストウは短い期間復活した。だが間もなくコーサラ国による長年の占領と過酷な支配に恨みを爆発させたシャカ族の過激派がコーサラに報復戦争を挑んだことにより返り討ちに遭い、完全に滅亡した。また、シャカ族もスッドーダナなど王族をはじめとした、コーサラ国に逃れてきたごく一部の非戦派やブッダの弟子を残して部族としては滅亡した。

ブッダの弟子ではアナンダ、ダイバダッタなどがシャカ族の出身である。
コーサラ国

マガダ国と並ぶ大国。首都はサーバッティ。物語開始当初の君主の詳細は不明だが、チャプラの格闘大会優勝時に国王夫妻が一コマだけ小さく描かれている。シッダルタの少年期以降は前王の遠縁に当たるパセーナディが、物語終盤はその息子ビドーダバが国王となっている。物語開始からシッダルタ誕生までの期間事実上の主役であったチャプラやタッタの活躍は、コーサラ国が主な舞台となっていた。当初ブッダと敵対していたコーサラ国王子のビドーダバは後にブッダに帰依し、国王となった後は仏教を保護している。また、マガダ国の竹林精舎と並ぶブッダの寺院祇園精舎がビドーダバの息子ジェータや長者のスダッタによって築かれ、ブッダにとっては晩年の重要な拠点となった。

ブッダの弟子ではデーパがコーサラ国の出身である。
マガダ国

コーサラ国と勢力を二分する大国。首都はラージギル(初登場時はラージャガハと表記)。シッダルタの出家後、ブッダになるまでの主な舞台となっている。当初の王はセーニャ・ビンビサーラ、物語後半で息子のアジャセ。マガダを訪問した際にビンビサーラ王がシッダルタに興味を持ち、無二の親友となる。また、ビンビサーラからシッダルタは初めてブッダと呼ばれている(ただし、正式にブッダとなるのはしばらく後)。シッダルタが沐浴を行っているネーランジャラー河、苦行を行ったウルヴェーラの森、悟りを開いたピッパラの樹などはマガダ国にある。

また悟りを開いたシッダルタがブッダとしてマガダに戻ってきた際、ビンビサーラ王はブッダの寺院竹林精舎を寄進している。
登場人物
教団
ブッダ


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