この項目では、首都であるブエノスアイレス自治市について説明しています。その他の用法については「ブエノスアイレス (曖昧さ回避)」をご覧ください。
市旗市章
愛称 : Reina del Plata(銀の女王)
位置
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座標 : 南緯34度36分13秒 西経58度22分54秒 / 南緯34.60361度 西経58.38167度 / -34.60361; -58.38167
ブエノスアイレス(西: Buenos Aires)は、人口289万人(2010年)[1]を擁するアルゼンチンの首都である[2]。
どの州にも属しておらずブエノスアイレス自治市[3]とも呼ばれる(なお、1880年の首都令以来、ブエノスアイレス州の州都はラ・プラタ市である)。大ブエノスアイレス都市圏の都市圏人口は2016年時点で1,428万人であり、世界第21位である[4]。建国以来アルゼンチンの政治、経済、文化の中心である。アルゼンチンの縮図ともなっている一方で、内陸部との差異が大きすぎるため、しばしば「国内共和国」と呼ばれる。目次 「南米のパリ」の名で親しまれ[5][6]、南米の中で美しい町の1つとして数えられる。 ラ・プラタ川(Rio de la Plata スペイン語で「銀の川」の意)に面しており、対岸はウルグアイのコロニア・デル・サクラメント。 意味はスペイン語で「buenos(良い)aires(空気、風)」の意。船乗りの望む「順風」が街の名前になったものである。 独立当時は「偉大な田舎」と呼ばれる人口5万人程の小さな町だったが、サルミエント
1 概要
2 歴史
3 景観
4 政治
4.1 地方政治
4.2 国政
5 行政区
6 地理
7 気候
7.1 環境
8 経済
9 交通
9.1 鉄道と地下鉄
9.2 長距離バス
9.3 市内交通
9.4 海運
9.5 空港
10 観光
11 市民
12 文化
12.1 建築
12.2 言語
12.3 タンゴ
13 スポーツ
14 姉妹都市・友好都市
15 写真集
16 脚注
17 参考文献
18 関連項目
19 外部リンク
概要
かつて南米随一の豊かさを誇ったアルゼンチンの首都として、20世紀において長らくブエノスアイレスは南米最大級の都市であった[7]。1970年代以降のアルゼンチン経済の悪化に伴い、南米最大の都市はブラジルのサンパウロに移ってしまったものの、現在でもブエノスアイレスはスペイン語圏の都市として重要性を保ち、アメリカのシンクタンクが2019年に発表した世界都市ランキングでは24位に評価され、南米の都市の中で首位であった[8]。
かの有名なアルゼンチン・タンゴはこの街のボカ地区で育った。また、サッカーが盛んなことでも有名で、ディエゴ・マラドーナが在籍したボカ・ジュニアーズやCAリーベル・プレートなど名門チームを数多く擁する。
市民はポルテーニョ(porteno, 女性はポルテーニャportena; 港の人、港っ子の意)と呼ばれる[9]。 1516年にスペイン王の命により新大陸の探検をしていた、スペイン人航海者 フアン・ディアス・デ・ソリスは、ラ・プラタ川に到達した。ソリスは今日のラ・プラタ地域に到達した最初のヨーロッパ人だと思われるが、今日のウルグアイ領で、先住民のチャルーア族により殺害される。
歴史