フレディ・ケンプ
2017年7月撮影
基本情報
出生名Freddy Kempf
生誕 (1977-10-14) 1977年10月14日(46歳)[1]
英国大ロンドンクロイドン
出身地英国大ロンドンクロイドン
ジャンルクラシック音楽
職業ピアニスト
担当楽器ピアノ
フレディ・ケンプ(Freddy Kempf, 1977年10月14日[2] - )は、英国のピアニスト。ドイツ人の父親はヴィルヘルム・ケンプ(Kempff)の親族との説もあり[3]、母親は日本人である。英国暮らしが長く、王立音楽アカデミーに学んだが、現在はベルリンに暮らしている[4]。 ロンドンに生まれる[5]。4歳でピアノを始め、8歳のときロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演してモーツァルトの《ピアノ協奏曲 第12番》K.414を演奏し、音楽愛好家の注目を集める。間もなくドイツから招かれて、神童ピアニストとして演奏を行なった。1987年に第1回イングランド国営モーツァルト・コンクールに優勝し、1992年には、セルゲイ・ラフマニノフの《パガニーニ狂詩曲》の演奏により、「BBCことしの青少年音楽家」に選ばれる。 1998年にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門に出場するが、最終選考でデニス・マツーエフとヴァディム・ルデンコに敗れ、3位となる。この結果に憤慨した聴衆やロシアのメディアから抗議が殺到し、審査員の偏向ぶりが非難された[6][7]。1999年4月にケンプが一連のテレビ収録のためにモスクワを再訪すると、演奏会の切符は売り切れとなった。 現在でもソリストや室内楽奏者ならびに協奏曲の独奏者として、欧米や豪州、極東で演奏活動を続けており、2001年には人気投票でイギリス最優秀新人演奏家に選ばれている。親戚と言われるヴィルヘルム・ケンプ[8]とは異なり、フレディ・ケンプは、ラフマニノフ以外に、ショパン、シューマン、リスト、プロコフィエフを得意とするが、バッハやベートーヴェンも好んでレパートリーに取り上げている。
経歴
脚注^ “Blog archives
^ ⇒[1]
^ ⇒http://articles.philly.com/2001-07-15/entertainment/25314931_1_beethoven-interpreters-rachmaninoff-s-etudes-tableaux-music
^ ⇒[2]
^ 吉澤ヴィルヘルム『ピアニストガイド』青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、96ページ、ISBN 4-7872-7208-X
^ ⇒http://www.fugue.us/2010-14.html
^ the guardian
^ “ ⇒巨匠の遺伝子を受け継ぐ英国の日系ピアニスト フレディ・ケンプさん”. 2015年12月7日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。