ドイツ国の政治家フリッツ・ザウケルFritz Sauckel
生年月日1894年10月27日
出生地 ドイツ帝国
バイエルン王国 ウンターフランケン ハッスフルト
エルンスト・フリードリヒ・クリストフ・“フリッツ”・ザウケル(Ernst Friedrich Christoph "Fritz" Sauckel、1894年10月27日 - 1946年10月16日)は、ドイツの政治家。ナチス党政権下のドイツで、労働力配置総監(ドイツ語版)およびテューリンゲン大管区指導者を務めた。
略歴(de:Hasfurt)にて郵便局員の息子として生まれる。15歳の時、家計を支えるため学校を中退し、ノルウェー・スウェーデン間航路の船員となり、世界中を旅した。その後、第一次世界大戦では従軍し、フランス軍の捕虜となった。
戦後の1921年、ナチ党に入党(党員番号:1,395)[1]。工場労働者として働く傍ら、党活動に実直に打ち込んだ功績が認められ、幹部として出世の道を歩むようになる。1927年にはテューリンゲン大管区指導者[2]に就任し、彼の指導下で大管区はヴァイマル政府に対する『反逆区(Trutzgau)』として活動的となる。1932年にはテューリンゲン州首相を歴任し、1933年には同州国家代理官に就任。1934年には親衛隊名誉中将、1937年には突撃隊名誉大将、1942年には親衛隊大将の称号を与えられている(隊員番号:254.890)[3]。