シャルリー・エブド襲撃事件
事件が発生した数時間後の通り
場所 フランス・パリ11区ニコラ・アペール通り
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯48度51分33.3秒 東経2度22分12.9秒 / 北緯48.859250度 東経2.370250度 / 48.859250; 2.370250
サイード・クアシ、シェリフ・クアシ関連組織:アラビア半島のアルカイダ (AQAP)
対処射殺
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シャルリー・エブド襲撃事件は、2015年1月7日11時30分 (CET) にフランス・パリ11区の週刊風刺新聞『シャルリー・エブド』の本社にイスラム過激派テロリストが乱入し、編集長、風刺漫画家、コラムニスト、警察官ら合わせて12人を殺害した事件[1]、およびそれに続いた一連の事件[2]。
テロリズムに抗議し、表現の自由を訴えるデモがフランスおよび世界各地で起こり、さらに報道・表現の自由をめぐる白熱した議論へと発展した[3][4][5]。 2015年1月7日11時30分 (CTE)、フランスのパリ11区ニコラ・アペール通りにある風刺新聞『シャルリー・エブド』の本社を、覆面をした複数の武装した犯人が襲撃し、編集長、風刺漫画家、コラムニスト、警察官ら合わせて12人を殺害した[1]。襲撃後、逃走した犯人2人は人質をとって印刷会社に立てこもった[2]。続いて別の犯人によるモンルージュ警官襲撃事件、パリ東端部のユダヤ食品スーパー襲撃事件が起こった。特殊部隊の強行突入により、犯人は射殺されたが、人質のうち4人が犠牲になる結果となった[2]。 シャルリー・エブド襲撃事件の犯人はサイード・クアシ、シェリフ・クアシの兄弟 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件以来、世界各地でテロ事件が発生し、『シャルリー・エブド』はこれを非難する風刺画(ムハンマドの画を含む)を掲載していたが、イスラム教徒の反発を招くようになったのは、2006年にデンマークの日刊紙『ユランズ・ポステン』に掲載されたムハンマドの風刺画を転載して以来である。 「原理主義者にお手上げのムハンマド」と題したカビュの表紙画には頭を抱えるムハンマドが描かれ、吹き出しには「ばかどもに愛されるのはつらいよ」と書かれていた。イスラム原理主義を批判していることは明らかだが、「ばかどもに愛されるのはつらいよ」という言葉のみ(あるいは画のみ)がソーシャルメディア等で拡散し、世界各国で抗議デモに発展していた[6]。 『シャルリー・エブド』の風刺画はフランス国内でもジャック・シラク大統領(当時)から「行き過ぎた挑発だ」と批判されたが[7]、2006年のムハンマド風刺画掲載後から、『シャルリー・エブド』関係者は絶えず殺害脅迫を受け警察の警護対象になっており、2011年には同紙編集部に火炎瓶が投げ込まれて全焼する事件が起きた(ただし、襲撃事件発生時には既に警戒を緩め、警備が手薄になっており、犠牲者の家族のなかにはこの問題を指摘する者もある[8])。 しかしこれ以後も、フランス政府から自粛要請されているにもかかわらずムハンマドを風刺する風刺画を掲載し、さらに2013年には、ムハンマドを漫画で描いた『ムハンマドの生涯 (La Vie de Mahomet)』(ジネブ・エル・ラズウィ、シャルブ共著)を発売した[9](なお、『幼子イエスの真の物語 (La veritable histoire du Petit Jesus)』(リス)という漫画も発表している)。
概要
背景