フランスの行政機関軍事省
Ministere des Armees
軍事省が所在するブリエンヌ館
役職
軍事大臣フロランス・パルリ
概要
所在地パリ7区サン=ドミニク通り
軍事省(ぐんじしょう、フランス語: Ministere des Armees、英語: Ministry of Armed Forces)は、フランスの省。担当領域はフランスの国防及び軍事を担当する。パリ、サン・ドミニク街のブリエンヌ館に入居している。
1589年、フランス国王隷下の4人の国務卿の1人が陸軍卿として軍政を掌理するようになったのが、フランスにおける軍務大臣の起源とされる。1791年、陸軍卿は陸軍大臣と改称された。以後、1930年代に陸軍・国防大臣、第二次世界大戦後、陸軍省に海軍省を包含する形で国防省になった。
1969年から2017年までは国防省(Ministere de la Defense nationale、防衛省とも)と称していたが、2017年6月21日の第2次エドゥアール・フィリップ内閣発足時に[2]、現名称に改めれた[3][4]。 軍事大臣の権限下で中央政府の軍事省は多くの機関を有している[5]。 現在のジャン・カステックス内閣においては、フロランス・パルリが軍事大臣を務めている。 氏名就任年月日辞任年月日
組織
大臣直轄機関
大臣官房
官房事務局、行政や兵站業務について官房内を取りまとめる。
戦略問題局(DAS)
防衛警備保安局(DPSD)
国軍総統制官(CGA)
軍務高等会議(CSFM)
民間防衛高等会議
予備役高等会議
管理総局(SGA)
財務局(DAF)
人事局(DRH)
法務局(DAJ)
公文書保管・伝統記念局(DMPA)、ただし国防史部(SFD)を除外。
規則・年金社会復帰局(DSPRS)
資料部・・・パリ郊外にある資料保管庫には20世紀に起きた戦争の全ての記録をほぼ網羅。
国民役務局(DSN)
防衛施設部(SID)、ただし工兵を除外。
パリ中央管理支援部(SPSAC)、退役・払い下げ資産全般。
統合参謀本部(EMA)、統合参謀総長の下、四軍参謀総長(陸軍、海軍、空軍および国家憲兵隊)の支援を得て業務を遂行する。
軍事偵察局(DRM)
特殊作戦司令部(COS)
軍衛生業務中央局(DCSSA)
軍燃料業務中央局(DCSEA)
軍警察業務中央局(DCSCA)
統合情報システム基盤ネットワーク局(DIRISI)
装備総局(DGA)
対外治安総局 (DGSE)
大臣
歴代国防・軍事大臣
陸軍卿
ルイ・ルヴォル
ニコラ・ド・ヌフヴィル
ニコラ・ブリュラール・ド・シルリー(フランス語版)1606年3月4日1616年
クロード・マンゴ(フランス語版)(ヴィルラン・ヴィラルソー領主)1606年3月4日1616年
枢機卿・リシュリュー公爵アルマン・ジャン・デュ・プレシー1616年11月25日1617年
ニコラ・ブリュラール・ド・シルリー1617年4月24日1624年
シャルル・ル・ボークレール(フランス語版)1624年2月5日1630年
アベル・セルヴィアン(フランス語版)1630年12月11日1636年
フランソワ・サブレ・ド・ノワイエ(フランス語版)1636年1643年
ミシェル・ル・テリエ(フランス語版)1643年4月13日1651年