フランケンシュタインの怪獣
サンダ対ガイラ
The War of the Gargantuas[出典 1]
監督
本多猪四郎(監督)
円谷英二(特技監督)
脚本
馬淵薫
本多猪四郎
製作
田中友幸
角田健一郎
出演者
佐原健二
水野久美
ラス・タンブリン
伊藤久哉
田島義文
田崎潤
中村伸郎
音楽伊福部昭
撮影
小泉一(本編)
有川貞昌(特撮)
富岡素敬(特撮)
編集
藤井良平(本編)
皆川泰陳(特撮)
石井清子(特撮)
製作会社東宝[出典 2][注釈 1]
配給
東宝[7][10][注釈 1]
ベネディクトプロ[3]
公開
1966年7月31日[出典 3]
1970年7月29日[要出典]
上映時間
88分[出典 4]
92分[3]
製作国 日本
アメリカ合衆国
言語日本語
前作フランケンシュタイン対地底怪獣
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『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(フランケンシュタインのかいじゅう サンダたいガイラ)は、東宝と米国のベネディクト・プロが提携し、1966年(昭和41年)7月31日に封切り公開した日本の特撮映画[出典 5]。カラー、シネマスコープ(東宝スコープ)[出典 6]。同時上映は『ジャングル大帝』と『つるのおんがえし(人形劇)』[9][6]。
概要スチュワート博士とアケミの投宿したホテルの外観には、大手町パレスホテルが使われた。
設定などは異なるが、前年に公開された怪獣映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965年、本多猪四郎監督)の姉妹編である[出典 7]。作品の根底には日本古来の神話『海彦山彦』が敷かれ[出典 8]、「細胞分裂によって分身した2体のフランケンシュタイン(いわばクローン[18])の争い」が描かれた。
前作同様、緻密なミニチュアや、現実感のある大きさの人型怪獣同士による格闘が見所となっている。本作品で初登場した東宝自衛隊の対怪獣兵器「メーサー殺獣光線車」は、伊福部昭の劇伴「L作戦(メーサー)マーチ」と合わさって高い人気を得た[出典 9]結果、本作品以降の日本の特撮やアニメ作品などに多大な影響を与えている。当初、メーサー殺獣光線車の登場シーンは脚本に無かったが、ドラマ的な見せ場を作るために本多が加筆して映像化した[22]。
怪獣のデザインを担当したのは、『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『マイティジャック』などでも知られる成田亨である[23][注釈 2]。前作のフランケンシュタインは俳優が生身で演じていたのに対し、本作品のサンダとガイラは着ぐるみによる怪獣となっている[10]。これにより、前作では描かれなかった自衛隊による激しい攻撃が描かれている[18]。
興行面では、東映や大映との競合への対策から、東宝初の長編アニメーション映画と同時上映が行われた[22]。
ストーリースチュワート研究所は京都清水寺そばという設定。