フランケンウィニー_(1984年の映画)
[Wikipedia|▼Menu]

フランケンウィニー
FrankenWeenie
監督
ティム・バートン
脚本レニー・リップス
原案ティム・バートン
製作リック・ヘインリックス
ジュリー・ヒックソン
出演者バレット・オリバー
シェリー・デュヴァル
ダニエル・スターン
ポール・バーテル
音楽デヴィッド・ニューマン
マイケル・コンヴェルティーノ
撮影トーマス・E・アッカーマン
製作会社ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給 ブエナ・ビスタ・ディストリビューション
ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
公開 1984年12月14日
1994年10月15日
上映時間29分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
テンプレートを表示

『フランケンウィニー』(Frankenweenie)は、ティム・バートンが監督した、1984年公開の短編映画モノクロ。ファンタジー。目次

1 概要

2 あらすじ

3 キャスト

4 スタッフ

5 長編化

6 脚注

7 外部リンク

概要

まだディズニーに在籍し、アニメーターとして働いていた当時25歳のティム・バートンが原案・監督をしており、100万ドルの製作費で作られた。バートンはインタビューで、もともとの製作の発端は、いくつかのイラストと自分の感情、そして短編映画にするに当たっての期待から生まれたと語っている。メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』と、1930年代に製作されたジェームズ・ホエール監督のユニヴァーサル映画の古典ホラー『フランケンシュタインの花嫁』などをモチーフに、うまく現代風にアレンジされており、設定もカリフォルニアの郊外に移し変えるなど、現在のバートン映画のルーツを垣間見ることが出来る。

またバートンにとって、プロの俳優たちと本格的に仕事をすることになる最初の作品が本作である。出演陣も実力派揃いで、『ネバーエンディング・ストーリー』のバスチアン役でも知られるバレット・オリヴァーを始め、シェリー・デュヴァルダニエル・スターンカルト映画監督ポール・バーテル、そして『ロスト・イン・トランスレーション』の監督・脚本家として後に才能を開花させた、若き日のソフィア・コッポラなども脇役として顔を出している。

当初は、アメリカで『ピノキオ』と同時上映されることになっていたが、PG指定との評定をつけられたため、ディズニーは本作をお蔵入りにしてしまう。だが、時も過ぎてティム・バートンという名前が世間にも認知され始めると、再び本作の存在が取り上げられ、世界で日の目を浴びることになった。ただし、イギリスでは『恐竜伝説ベイビー』の公開時に同時上映された。日本では『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の公開時に東京・大阪のみで同時上映された。お蔵入りになってしまった本作だが、業界内では評判を呼び、当時子供番組の人気ホストだったポール・ルーベンスから『ピーウィーの大冒険』の監督オファーを受けるきっかけとなる。およそ30分ほどの本作だが、製作にかける時間がもう少しあれば、この作品を長編に出来たとも語っている。
あらすじ

カリフォルニアの郊外に住むフランケンシュタイン家の一人息子、ヴィクター(バレット・オリバー)は、ある日愛犬のスパーキー(ブルテリア犬)を自動車事故で亡くしてしまう。悲しみに暮れていたある日、学校の化学の授業で、担任のウォルシュ(ポール・バーテル)が、電流でカエルを蘇生させるのを見て、ヴィクターはスパーキーを生き返らせられると確信する。墓地からスパーキーを掘り返すと、母親のスーザン(シェリー・デュヴァル)と父親のベン(ダニエル・スターン)に内緒で自宅の屋根裏部屋でスパーキーの蘇生実験を開始する。嵐の落雷によって、見事生き返ったスパーキーだが、近隣の住民はそんなスパーキーをモンスターだと言って気味悪がり、大騒ぎになる。そして、スパーキーを怪物呼ばわりし始めた住民たちは、スパーキーを町から排除しようと団結して追い回し始める。住民に追われ、さびれたミニゴルフ場の風車小屋に逃げ込むスパーキーだった。
キャスト

役名俳優日本語吹替
ヴィクター・フランケンシュタイン
バレット・オリバー
スーザン・フランケンシュタインシェリー・デュヴァル
ベン・フランケンシュタインダニエル・スターン
ウォルシュ先生ポール・バーテル
チェンバース氏ジョゼフ・メイハー
アン・チェンバースソフィア・コッポラ (ドミノ)
フランク・デイルジェイソン・ハーヴェイ
スパーキー彼自身原語版流用

スタッフ

監督/原案/美術(ノンクレジット):
ティム・バートン

製作:ジュリー・ヒックソン&リック・ヘイリックス

脚本:レオナルド・リップス

撮影:トーマス・アッカーマン&ウエリ・スタイガー

音楽:マイケル・コンヴェルティーノ&デヴィッド・ニューマン

編集:アーネスト・ミラノ

スペシャル・サンクス:クリス・バック

スタント:ボブ・ヘロン

録音:リチャード・ポートマン

字幕翻訳:石田泰子

長編化詳細は「フランケンウィニー (2012年の映画)」を参照

モノクロ・3Dストップモーション・アニメーションとしてバートン自身により長編映画化され[1]、全米では2012年10月5日に公開された。
脚注

[脚注の使い方]
^ 奇才ティム・バートンのダークでマニアックな不思議の世界にどっぷりハマる作品18本 - ライブドアニュース

外部リンク

フランケンウィニー (1984)
- allcinema

フランケンウィニー (1984) - KINENOTE

FrankenWeenie (1984) - オールムービー(英語)

FrankenWeenie (1984) - インターネット・ムービー・データベース(英語)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef