バージニア州フランクリン郡
ロッキーマウント町にあるフランクリン郡庁舎
郡のバージニア州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立1785年
郡名の由来ベンジャミン・フランクリン
郡庁所在地ロッキーマウント
フランクリン郡(フランクリンぐん、英: Franklin County)は、アメリカ合衆国バージニア州の南部に位置する郡である。ブルーリッジ山脈の麓にあたる。2010年国勢調査での人口は56,159人であり、2000年の47,286人から18.8%増加した[1]。郡庁所在地はロッキーマウント町(人口4,799人[2])であり、同郡で人口最大の町でもある。
フランクリン郡はロアノーク大都市圏に属しており、バージニア州ロアノーク地域に入っている[3]。北東のベッドフォード郡との郡境をロアノーク川が流れている。
歴史フランクリン郡の歴史を解説する標識ブラックウォーター砦の歴史標識、砦は1756年に建設され、バージニア最初期の砦となった
ブルーリッジ山脈の麓丘陵部には昔から先住民族が住んでいた。ヨーロッパ人が接触したときは、大半がスー語族の部族が住んでいた。
フランクリン郡は1785年にベッドフォード郡とヘンリー郡の一部を合わせて設立された。郡名はアメリカ合衆国建国の父、ベンジャミン・フランクリンに因んで名付けられた。
禁酒法時代、地元民はフランクリン郡を「世界の密造酒首都」と呼び、これは現在も地元商工会議所が歴史を表現するものとして使っている。密造酒は現在もこの地域で製造されている[4]。1920年代に、郡民100人中99人は何らかの形で違法酒販売に関わったと推計されてきた[5]。2002年、郡内で『1935年の大密造酒陰謀裁判』と題する本が出版された[6]。2012年の映画『欲望のバージニア』は禁酒法時代のフランクリン郡が舞台である。
1980年代からスミスマウンテン湖周辺で大規模な住宅開発があった。そこに住む人々はロアノーク、リンチバーグ、マーティンズビル、ダンビルなどの都市に通勤している。退職者も移住してきており、どちらも郡の人口を増やしている。 アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は712平方マイル (1,844.1 km2)であり、このうち陸地692平方マイル (1,792.3 km2)、水域は19平方マイル (49.2 km2)で水域率は2.74%である[7]。ロアノーク川のノースカロライナ州ロアノーク・ラピッズにある滝線より上流にある。 フランクリン郡は11の監督地区に分割されている。ブラックウォーター、ブルーリッジ、ブーンズミル、ジルズクリーク、ロッキーマウント、スノークリーク、ユニオンホール、フェラム、グレイドヒル、ペンフック、キャラウェイの各地区である。
地理
地区
主要高規格道路
アメリカ国道220号線
バージニア州道40号線
バージニア州道116号線
バージニア州道122号線
隣接する郡
ベッドフォード郡 - 北東
ピットシルベニア郡 - 南東
ヘンリー郡 - 南
パトリック郡 - 南西