フラワー・メグ(1951年10月7日 - )は、日本のグラビアモデル、女優、歌手。 劇団ひまわりに所属していた頃の本名は木村和代。東京都立第一商業高等学校を卒業後に、舞踏家の石井満隆が主宰する舞踊研究所でダンスを本格的に学ぶ。1970年の暮れから、東京都港区赤坂のゴーゴークラブ「スペース・カプセル」のアングラ・ショーに出演。このショーを見たNETテレビのディレクターが、1971年4月開始の新番組『23時ショー』のカバーガールにスカウトする。 フリーで活躍中の武田京子ディレクターも、フラワー・メグをミノルフォン音楽工業株式会社に売り込み、1971年6月1日発売の『ベッドにばかりいるの』で歌手デビュー。太平ビルの録音スタジオでは、宣伝用にパンティー1枚だけの上半身ヌードで身長160cm・バスト76cm・ウエスト58cm・ヒップ85cmの肉体を披露しながら歌うなど、話題を呼んだ[1]。 急遽付けられた芸名の由来は「目黒に住んでる花」[2]。雑誌やテレビ番組のカバーガール、ヌードモデルとして活躍するかたわら、女優としても内藤誠監督の東映東京作品や新藤兼人監督の『鉄輪』(かなわ)など4本の映画に出演。初めてテレビに上半身ヌードで出演した女性と言われ、その大胆な行動と日本人離れした容貌で注目を集めたが、ちょうど1年間の活動の後、20歳で引退した。 近年は2003年の音源CD化などの再評価により、2007年より音楽活動を再開[3]。2022年7月12日には初のホールライブを開催した[3]。同年10月には50年ぶりに『人魚姫?Fifty years later?』で人魚姫を演じ、舞台に復帰する[4]。
人物
テレビ
23時ショー (初代カバーガール)
クイズ!脳ベルSHOW(2020年1月15日・16日・17日、BSフジ) - ゲスト
音楽
シングル
ベッドにばかりいるの/そして二人はラ・ララララ(徳間音楽工業、VA-2001、1971年6月)[5]
あの日のように雨が降る/別れの唄が聞こえる(徳間音楽工業、VA-2)
アルバム
フラワー・メグ 官能への誘い ささやき・ためいき・もだえ(徳間音楽工業、VC-5006)
ささやき・ためいき・もだえ 第二集(徳間音楽工業)
映画
不良番長 手八丁口八丁 (1971年、東映東京)
ポルノの帝王 (1971年、東映東京) - 中山麗子
銀蝶渡り鳥 (1972年、東映東京)
鉄輪 (1972年、近代映画協会) - 若い女
百万人の大合唱 (1972年、東宝) - ユカリ
舞台作品
星の王子様(2009年・2010年、プロジェクトnyx) - メグの星
小鷹狩掬子7つの大罪(2010年・2011年、プロジェクトnyx) - アナベラ婦人 役
荒木町ラプソディー(2024年)[6]
出典^ 西日本スポーツ 1971年4月17日 7面「見て聞いてね ヌード歌手 フラワー・メグ」より。記事では「裸で歌えと言われた時は、嫌で泣きました。今でも、たまらなく恥ずかしい。でも、仕事と割り切ってやってます」とコメントしている。
^ “引退から半世紀、伝説の歌姫フラワー・メグを直撃!病を克服、2月に初ホール公演で完全復活へ|よろず?ニュース
^ a b “伝説のアイドルが「3度目の正直」で初ホール公演開催、石原慎太郎氏も小説化した半世紀前の夜を再現|よろず?ニュース