フラニ語
フラ語
Fulani, Fula, Fulah, Fulfulde, Pulaar, Pular
話される国モーリタニア, セネガル, マリ共和国, ギニア, ブルキナファソ, ニジェール, ナイジェリア, カメルーン, ガンビア, チャド, シエラレオネ, ベナン, ギニアビサオ, スーダン, 中央アフリカ共和国, コートジボワール, ガーナ, トーゴ
地域サブサハラ
話者数1,000 - 1,600 万人
言語系統ニジェール・コンゴ語族
大西洋・コンゴ諸語
大西洋語群
フラニ語(フラニご、Fulani)、またはフラ語(フラご、Fula, Fulah)は、西アフリカのセネガンビア・ギニアからカメルーン・スーダンにかけて分布するフラニ人(フラ人、Fula people)の言語である。またセネガル川流域の トゥクロール族(Toucouleurs)の第一言語であり、他の地方の諸族の第二言語である。
この言語には複数の名称が充てられる。分布域の中部から東部地方の方言ではフルフルディ語(フルフルディご、Fulfulde)、西部地方の方言ではプラー語(プラーご、Pulaar, Pular)と呼ぶ。英語の呼称 Fulani と Fula はそれぞれマンディング諸語とハウサ語に由来し、フランス語の呼称 Peul は Ful?e の単数形である Pullo に由来する。 フラニ語はニジェール・コンゴ語族大西洋・コンゴ諸語の大西洋語群
分類
フラニ語では基本語彙である名詞=動詞語根から各種の動詞・名詞・修飾詞が派生する。また挿入辞を使いて意味を修飾した語彙が派生する。約26の名詞クラスがあり、方言によりこの数は変動する。単数形と複数形の間で起こる語頭音変化はこの言語のもう一つの特徴である。この言語はまた包括と除外の一人称複数代名詞がある。フラニ語は複雑という評判があるが、不規則変化が多少あるほかはたいへん規則的である フラニ語には多数の方言があるが、すべてを包括して単一言語と看做されている。ウィルソン(1989)は「長距離を旅してもコミュニケーションには全く不自由しない」としているが、聖書翻訳者は Fulfulde 語社会に少なくとも7通りの翻訳が必要であると推定する。エスノローグではこれを複数の言語に分類している。
方言
中東部
Fulfulde ニジェール西部(ニジェール)
Fulfulde ニジェール中東部(ニジェール)
Fulfulde (ナイジェリア)
1,700,000人(ナイジェリア)(2000年)
東部
Fulfulde, Adamawa, .mw-parser-output .monospaced{font-family:monospace,monospace}fub