『フライ・トゥ・ジャマイカ』
セルジュ・ゲンスブール の スタジオ・アルバム
リリース1979年3月13日
録音1979年1月12日 - 1月24日 キングストン ダイナミック・サウンズ・スタジオ
ジャンルフレンチ・ポップス、レゲエ
時間33分16秒
レーベルフィリップス・レコード
プロデュースPhilippe Lerichomme
専門評論家によるレビュー
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セルジュ・ゲンスブール アルバム 年表
くたばれキャベツ野郎
(1976年)フライ・トゥ・ジャマイカ
(1979年)Enregistrement public au Theatre Le Palace
(1980年)
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『フライ・トゥ・ジャマイカ』(原題:Aux armes et catera)は、セルジュ・ゲンスブールが1979年に発表したアルバム。
目次
1 解説
2 収録曲
3 参加ミュージシャン
4 脚注
解説[ソースを編集]
全曲でレゲエを取り入れた内容のアルバム。レコーディングもレゲエの本場であるジャマイカで行われ、ジャマイカ人ミュージシャンがバックを務めた。
「祖国の子供たちへ」は、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の歌詞の一部が引用されたパロディ楽曲である。この曲は物議を醸し、ゲンスブールは右翼に非難されることとなり、また、『フィガロ・マガジン』誌のレビューでは「国歌の冒涜」と評された。それに対してゲンスブールは『Le Matin Dimanche』紙で反論を執筆し、また、クロード・ジョゼフ・ルージェ・ド・リールの直筆による「ラ・マルセイエーズ」の原詩をオークションで購入した[1]。
本作発表後、ゲンスブールは14年ぶりにライヴ活動を再開するが、1980年1月4日のストラスブール公演では、右翼やフランス空軍の旧パラシュート部隊、治安維持のための機動隊が会場を取り囲み騒動に発展した[2]。バッキング・メンバーが全員ステージ裏に逃げる中、セルジュ一人がステージに立ち、「そんなに歌いたければ歌ってやるから唱和しろ」として「ラ・マルセイエーズ」をアカペラで歌い、気骨を示した。
収録曲[ソースを編集]
特記なき楽曲はセルジュ・ゲンスブール作詞・作曲。
あなたと僕のLOVE関係 - "Javanaise Remake" - 3:08
祖国の子供たちへ - "Aux armes et catera" (Claude Joseph Rouget de l'Isle, Serge Gainsbourg) - 3:06
俺には間借人がいる - "Les locataires" - 2:10
醜男の美学 - "Des laids des laids" - 2:36
バカ者の集会で - "Brigade des stups" - 1:58
中年アバズレ (ユー・ラスカル・ユー) - "Vieille Canaille" (Sam Theard, Jacques Plante) - 3:02
ローラ・ラスタケールという女 - "Lola Rastaquouere" - 3:41
リラックス・ベイビー・ビー・クール - "Relax Baby Be Cool" - 2:31
デイジー・テンプル - "Daisy Temple" - 3:55
建物中に水とガス - "Eau et gaz a tous les etages" - 0:36
そんなに時間はとらない - "Pas long feu" - 2:37
マリルーがレゲエを踊ったら - "Marilou Reggae Dub" - 3:48
参加ミュージシャン[ソースを編集]
セルジュ・ゲンスブール - ボーカル
スライ・ダンバー - ドラムス
ロビー・シェイクスピア - ベース
マイキー・"マオ"・チャン - リードギター、ピアノ
ドゥギー・ブライアン - リズムギター
ロビー・リン - ピアノ
アンセル・コリンズ - オルガン
スティッキー・トンプソン - パーカッション
リタ・マーリー - バッキング・ボーカル
マーシャ・グリフィス