フライホイール
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この項目では、機械要素について説明しています。日本の自動車雑誌については「フライウィール」をご覧ください。
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出典検索?: "フライホイール" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年4月)
MT車用のフライホイール
4G63エンジン用

フライホイール(: flywheel)は、回転系の慣性モーメントを利用した機構に用いられる機械要素のひとつである。日本語では弾み車(はずみぐるま)や勢車(せいしゃ)という[1][2][3]。回転機構の回転速度を安定化させる用途や、回転の運動エネルギーを利用する用途、角加速度を与えた際の反力を利用する用途に用いられる。
概要

フライホイールは重心に回転軸が通った慣性体で、慣性モーメントの大きさは組み込まれる機械に応じて設計される。

機械の回転速度を変化させる際、その回転系の慣性モーメントが大きいほど必要なトルクは大きくなるが、わずかなトルクの変動で大きな角加速度が発生して、回転速度が短時間に大きく変化する回転系の場合でも、フライホイールによって回転系の慣性モーメントを増やすことで回転速度の変化を防いだり緩やかにする。クランクコネクティングロッドを組み合わせて往復運動を回転運動に変換する機構においてはフライホイールが組み合わされる例が多い。この機構はクランクとコネクティングロッドが平行になる位相、すなわち死点では往復運動の動力が伝達できなくなる。回転系の慣性モーメントによって死点においても回転を続けられるが、より滑らかに回転を安定させるためフライホイールが組み合わされる。

あるいはフライホイールを回転させることで運動エネルギーを蓄えて、別の機械要素にトルクを与えるエネルギー源として利用する構成もある。

機構の回転を安定化させるほかにも機能を持たせる場合があり、形状は円盤ないし回転体を基本として、他の部品を固定して回転させる要素や歯車、手で操作する際に把持するための要素を持つものがある。
主な応用例
レコードプレーヤー
レコード盤の回転速度を安定させるため、ターンテーブルはフライホイールの機能を併せ持つ。
オルゴール
ぜんまい動力を安定的な回転に変換するさいに利用される調速機としてフライホイールが使われることがある。
足踏み式ミシン
揺動するペダルの往復運動をコネクティングロッドとクランクで伝達する機構において、クランク付きプーリーはフライホイールの機能を持つ。
レシプロエンジン
動作行程で生じるトルク変動を吸収するために、レシプロエンジンにはフライホイールが取り付けられるのが通常である。特に自動車やオートバイのように、回転数の変化が大きい機械のエンジンでは、フライホイールの質量(慣性モーメント)によって、低速時の運転性(ドライバビリティ)、ツキ(スロットルレスポンス)、燃費といった特性に影響が現れやすい。自動車用は材質にねずみ鋳鉄が用いられる場合が多いが、クロームモリブデン鋼製やアルミニウム合金製として慣性モーメントを小さくし、アクセルレスポンスを重視した製品もある。また、自動車用の場合、クラッチの摩擦面、セルフスターターの大歯車(フライホイール外周にリングギアを焼きばめ)、発電機のローターマグネットなどの機能と組み合わされる場合が多い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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