フライド・グリーン・トマト
Fried Green Tomatoes
監督ジョン・アヴネット
脚本ファニー・フラッグ
『フライド・グリーン・トマト』(原題:Fried Green Tomatoes)は、1991年に製作されたアメリカ映画。
原作は、1987年に発表されたファニー・フラッグの小説『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』。
「ホイッスル・ストップ・カフェ」を経営する2人の女性の出来事を、老人ホームの老婆が語る形式のドラマ。タイトルの「フライド・グリーン・トマト」というのはカフェの名物料理のことで、緑のトマトをスライスし、衣をつけてフライパンで揚げたもの。
ジェシカ・タンディがアカデミー助演女優賞にノミネート。 ジョージア州に住む主婦エヴリンは、子供たちも独立し、自分に無関心な夫エドへの愛情も失せつつあった。そんなある日、叔母への面会で訪ねた老人ホームで、はつらつと元気な老女ニニーに出会う。怠惰な生活を送るエヴリンに、ニニーはそっと昔話を聞かせ始めた。 ……その昔、南部アラバマの小さな町に暮らす少女イジーは、最愛の兄バディを突然の事故で亡くしてしまう。そんな失意のイジーに優しく寄り添ったのは、バディの恋人ルースであった。愛する人を失った二人は、深い友情で結ばれていく。 やがて月日が流れ、ルースは結婚。しかし、その夫フランクは差別主義者
ストーリー
そんなある日、フランクが突然行方不明になる。犯人とされ裁判にかけられたイジーだったが、結局フランクは見つからないまま、最後には無罪となる。裁判を見届けたあと、病身のルースは静かに天へ旅立っていった。残されたイジーと仲間たちは、共に力強く生きていくことを決意する……。
エヴリンはその話にすっかり心を打たれ、希望を見い出していく。やがて老人ホームを出たニニーを、自宅に迎え入れて新しい人生を歩み始めようと決めたのだった。 ※括弧内は日本語吹替
キャスト
エヴリン・カウチ - キャシー・ベイツ(小宮和枝)
ニニー・スレッドグッド - ジェシカ・タンディ(麻生美代子)
イジー・スレッドグッド - メアリー・スチュアート・マスターソン(小林優子)
ルース・ジェイミソン - メアリー=ルイーズ・パーカー(佐々木優子)
バディ・スレッドグッド - クリス・オドネル(松本保典)
ジプシー - シシリー・タイソン(竹口安芸子)
エド・カウチ - ゲイラード・サーテイン(茶風林)
ビッグ・ジョージ - スタン・ショウ(菅原正志)
フランク・ベネット - ニック・サーシー(田原アルノ)
グラディ・キルゴア - ゲイリー・バサラバ(西村知道)
スモーキー・ロンサム - ティモシー・スコット(伊井篤史)
スクロギンズ牧師 - リチャード・リール(稲葉実)
カーティス・スムート保安官 - レイノール・シェイン(塚田正昭)
エピソード
映画版ではイジーとルースの関係は単に「親友同士」とされており、原作における同性愛という関係性が完全に消されている。
作中のキャシー・ベイツによる台詞「私はもう太った化け物じゃない」は、この前年に彼女が主演した映画『ミザリー』へのオマージュ。
ジェシカ・タンディも主演した『ドライビング Miss デイジー』を連想させる台詞がある。
出典^ “Fried Green Tomatoes (1991)
関連項目
人種差別
ドメスティックバイオレンス
カニバリズム
おひさま (NHK朝の連続テレビ小説) 『フライド・グリーン・トマト』と同じ形式をとる。
外部リンク
⇒Fried Green Obsession(英語)
フライド・グリーン・トマト - allcinema
⇒フライド・グリーン・トマト - KINENOTE
Fried Green Tomatoes - オールムービー(英語)
Fried Green Tomatoes - IMDb(英語)
表
話
編
歴
ジョン・アヴネット監督作品
1990年代
フライド・グリーン・トマト(1991)
8月のメモワール(1994)
アンカーウーマン(1996)
北京のふたり(1997)
2000年代
UPRISING アップライジング(2001)
88ミニッツ(2008)
ボーダー(2008)
カテゴリ
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