フライドポテト
別名チップス、フィンガー・チップス、フリッツ、揚ポテト、ホットチップス、ステーキフリッツ、ポテトウェッジ、ウェッジ
フルコースおかず、軽食、稀にメインディッシュ
発祥地ベルギーかフランス[1](異説あり)
主な材料
ジャガイモ
油
その他の情報多くの場合、塩をかけたり、ケチャップ、マヨネーズ、酢、バーベキューソースなどを添える。
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フライドポテト(イギリス英語: chips、アメリカ英語: French fries)は、ジャガイモを食べやすい大きさに切って、油で揚げた料理である[1]。フライドポテトの他にポテトフライと呼ぶこともあるが、いずれも和製英語である[1]。一方で、日本で浸透しているフレンチフライはアメリカでも一般的に用いられる。 一般に発祥地と見なされているベルギーでは国民食となっている[2]。ベルギーでは国をあげて自国のフリッツ(フライドポテト)をUNESCO世界文化遺産登録に申請するほど、ベルギーの日常生活に根付いている食べ物である[3]。ベルギーでは年間350万トンのジャガイモがフライドポテト、マッシュポテト、フレークなどに加工されており、家庭でのフライドポテトなどのジャガイモの加工品の消費量は年間6?7キログラムにのぼる[4]。また、ベルギーは世界有数のジャガイモ輸出国、特にフライドポテトの原料となる冷凍ジャガイモについては世界最大の輸出国で約170カ国に冷凍ばれいしょを輸出しており、調製・保存処理済の加工ジャガイモもオランダ、ドイツ、フランス、イギリスなどに輸出している[4]。 世界各国のスーパーの冷凍食品コーナーにはベルギー産やアメリカ産などのフライドポテトが並んでいる。また、ファーストフードチェーンの世界展開とあわせて、フライドポテトは世界中で親しまれるようになっている。 フライドポテトを好む人は各国で増えており、頻繁に食べられるようになっている。しかしながら、栄養学的に言うと脂質と糖質の割合ばかりが高くて健康にはあまり良くなく、「ジャンクフード」に分類されている。またアクリルアミドを含んでおり、発がん性との関連が強く疑われるデータもある。詳細は「#栄養学的評価」および「#健康に対する影響」を参照 発祥の地に関して広く伝わる説は、ベルギー南部のフランス語圏にある都市・ナミュールが起源とする説である[2]。このナミュール起源説にも諸説あるが、最も有力とされる説はナミュールにはムーズ川が流れていて日常的に川魚が食べられていたが、1680年の冬は特に厳しく川が凍結して魚が獲れなかったためジャガイモを揚げて飢えをしのいだという[2]。 ナミュール起源説に対しては、ナミュールでジャガイモが広まったのは1735年以降で、仮に1680年当時にジャガイモが存在していたとしても、バター、動物性油脂、植物性油脂が貴重品だったため揚げる調理法をとることは困難だったとする反論がある[2]。 一方、2018年8月1日にはフランスの新聞『フィガロ』が19世紀初頭のパリでフリットが登場したと唱える研究家のインタビューを掲載し、論争になっている[5]。パリ起源説によるとポンヌフの橋のたもとにあった屋台が起源であるとしている[2]。この説はアメリカのFrench Friesという呼称にピタリと符合する。 フライドポテトの起源に関しては諸説あるが、ジャガイモを油で揚げる料理法を初めて書物として出版したのはベルギーとされている[2]。ベルギーのブルッヘ(ブルージュ)にはフリッツ博物館 ベルギーではフリッツ(Frietjes)と呼ばれる[1]。このほかベルギーではベルジャンフライ(Belgian Fries)と呼ばれることもある[2]。 フランス(カナダのフランス語
概説
発祥
名称
アメリカ英語でフレンチフライズ(French fries)[1]または、フレンチフライドポテイトウズ(French-fried potatoes)と呼ばれる[注 1]。