フミーリャ
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Jumilla



アリバ広場
 ムルシア州
 ムルシア県
面積972 km2
標高510m
人口25,362 人 (2016年)
人口密度26.09 人/km2
Jumilla スペイン内フミーリャの位置 Jumilla ムルシア県内フミーリャの位置

北緯38度28分45秒 西経01度19分30秒 / 北緯38.47917度 西経1.32500度 / 38.47917; -1.32500座標: 北緯38度28分45秒 西経01度19分30秒 / 北緯38.47917度 西経1.32500度 / 38.47917; -1.32500

フミーリャ(スペイン語: Jumilla)は、スペインムルシア州ムニシピオ(基礎自治体)。2016年の人口は25,362人。スペインワインの産地として知られる。フミージャとも。
目次

1 地理

1.1 面積

1.2 人口


2 経済

3 ワイン生産

3.1 ワイン生産の特徴

3.2 ワイン生産の歴史

3.3 指定自治体

3.4 ブドウ品種


4 文化

4.1 文化財

4.2 スポーツ


5 政治

6 出身者

7 脚注

8 外部リンク

地理

中心市街地の標高は510メートルであり、1372メートルのカルチェ山(英語版)を筆頭とした800メートル以上の山に囲まれている。フミーリャの面積は972m2であり、スペインで10番目に面積の大きな自治体である。

サンティアゴ教会

フミーリャ城

ビコ劇場

面積

順位基礎自治体自治州県面積(km2)
1
カセレスエストレマドゥーラ州カセレス県1,752.61
2ロルカムルシア州1,674.70
3バダホスエストレマドゥーラ州バダホス県1,473.20
4コルドバアンダルシア州コルドバ県1,254.25
5アルモドーバル・デル・カンポ(英語版)カスティーリャ=ラ・マンチャ州シウダ・レアル県1,207.64
6ヘレス・デ・ラ・フロンテーラアンダルシア州カディス県1,188.14
7アルバセテカスティーリャ=ラ・マンチャ州アルバセテ県1,125.91
8サラゴサアラゴン州サラゴサ県1,062.64
9エシハアンダルシア州セビリア県978.78
10フミーリャムルシア州971.74

人口

フミーリャの人口推移 1877?2010

出典:INE(
スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[1]、1996年 - [2]

経済

フミーリャ(ワイン原産地)
スペインにおけるフミーリャ (DO)の位置(濃赤)
正式名称Jumilla D.O.
タイプDO
ワイン産業1966年(DO認定年[3])-
スペイン
所在地ムルシア州カスティーリャ=ラ・マンチャ州アルバセテ県
ブドウ園面積27,022ヘクタール(2010年)[4]
ブドウ園数2,870園 (2010年)[4]
ブドウの品種モナストレル種など
ワイナリー数44社(2010年)[4]
主なワイン254,973ヘクトリットル(2010年)[4]
テンプレートを表示

フミーリャには20メガワットの電力容量(ピーク時)を持つ大規模な太陽光発電所がある。12万枚のソーラーパネルからなるこの太陽光発電所は100ヘクタールの土地に設置されており、2万戸が使用するエネルギーに相当する年間発電量を持つ。この太陽光発電所の存在によって二酸化炭素の排出量が年間42,000トン削減される[5]

フミーリャの経済は農業に基づいており、ブドウ畑、オリーブ畑、その他の果樹園などが広がっている。フミーリャや近隣のジェクラ(英語版)では、ムルシアではヤギのムルシアーナ(英語版)種やグラナディーナ(英語版)種が飼育されている[6]
ワイン生産 フミーリャ (DO)のワインボトル
ワイン生産の特徴

スペインワインの原産地呼称制度であるデノミナシオン・デ・オリヘン(DO)の産地としてフミーリャ (DO)があり、フミーリャの自治体域を超えて広がっている。フミーリャ (DO)には32,000ヘクタールのブドウ畑があり、うち45%がムルシア州内に、55%がアルバセテ県内にある。ムルシア (DO)には3,000人のブドウ生産者が登録されている。フミーリャ (DO)では主にモナストレル種のブドウを使用している。土壌は石灰質である。夏季の最高気温は摂氏40度に達するが、冬季には氷点下になることもある大陸性気候の産地である[7]。年間日照時間は約3,000時間と長く、年間降水量は約300ミリメートルと乾燥している[7]。2014年に生産されたワインのうち、42%はスペイン国内に、58%はスペイン国外に出荷された[8]
ワイン生産の歴史

特有の気候条件によってアルコール度数が高くなり、伝統的に他産地のワインのブレンド用バルクワインとして、また日常消費用のワインとして販売された[7]。1966年には原産地呼称のデノミナシオン・デ・オリヘンに指定された[3]。他産地から約100年も遅れて、1980年代末にはフミーリャでフィロキセラ(ブドウネアブラムシ)が蔓延[7]。これを機に多くのブドウが改植され、ワインの品質向上が図られるようになった[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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