フチゾリリクガメ
フチゾリリクガメ Testudo marginata
保全状況評価[1][2]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II
分類
フチゾリリクガメ(Testudo marginata)は、爬虫綱カメ目リクガメ科チチュウカイリクガメ属に分類されるカメ。別名マルギナータリクガメ[3][4]。 アルバニア南部、ギリシャに自然分布[3][4]。イタリア(サルデーニャ島、トスカーナ州)に移入[3]。 最大甲長39センチメートルとチチュウカイリクガメ属最大種[3]。背甲は細長く扁平。後部縁甲板が、外側へ広がることが和名の由来になっている[3]。種小名marginataは「縁のある」の意。腹甲には3-4対の三角形の斑紋が入る[3]。 後部縁甲板の広がりはオスで顕著[3]。幼体は後部縁甲板の突出が弱い[4]。 ミトコンドリアDNAの全塩基配列を決定し最大節約法と最尤法による系統解析から、いずれも属内ではエジプトリクガメと単系統群を構成すると推定されている[6]。 亜種ペロポネソスフチゾリリクガメを基亜種と分布が重複しても存在することから独立種とする説もある[3]。一方で亜種間交雑すること、中間型の個体が多いことから亜種とする説、単なる成長不良として亜種を認めない説もある[3]。サルデーニャ島の個体群を亜種T. m. sardaとする説もあるが、移入個体群であるため亜種として認められていない[3]。
分布
形態
分類
Testudo marginata marginata Schepff, 1792 オオフチゾリリクガメ[3]
アルバニア南部、ギリシャ(ペロポネソス半島南西部を除く)[3]最大亜種。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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