フジテック
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この項目では、エレベーター・エスカレーターのメーカーについて説明しています。その他の用法については「フジテック (曖昧さ回避)」をご覧ください。

フジテック株式会社
FUJITEC CO., LTD.
本社(ビッグウィング)外観
種類株式会社
市場情報東証プライム 6406
略称フジテック
本社所在地 日本
本社
〒525-8588
滋賀県彦根市宮田町591番地1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度17分46秒 東経136度16分46.5秒 / 北緯35.29611度 東経136.279583度 / 35.29611; 136.279583座標: 北緯35度17分46秒 東経136度16分46.5秒 / 北緯35.29611度 東経136.279583度 / 35.29611; 136.279583
東京本社
〒108-8307
東京都港区白金1丁目17番3号
設立1948年2月9日
業種機械
法人番号3160001009212
事業内容エレベーターエスカレーター動く歩道の研究開発・製造・販売・据付・保守
代表者代表取締役社長執行役員 岡田隆夫
代表取締役専務兼専務執行役員 浅野隆史
資本金125億3,393万円
(2021年3月31日現在)
発行済株式総数90,067千株
売上高連結:1,812億3,200万円
単体:747億5,100万円
(2020年3月期)
営業利益連結:133億7,500万円
単体:48億9,100万円
(2020年3月期)
純資産連結:1,187億1,400万円
(2020年3月31日現在)
総資産連結:1,935億8,100万円
単体:871億1,000万円
(2020年3月31日現在)
従業員数連結:10,683名
単体:3,135名
(2022年3月31日現在)
決算期毎年3月31日
主要株主OASIS JAPAN STRATEGIC FUND LTD 10.34%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 9.40%
OASIS INVESTMENTS II MASTER FUND LTD 7.15%
(2023年3月31日現在)
関係する人物内山高一(元社長)
外部リンクhttps://www.fujitec.co.jp/
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本社最寄り駅である近江鉄道本線フジテック前駅。背後にエレベーター研究塔が聳える

フジテック株式会社(: FUJITEC CO., LTD.)は、滋賀県彦根市に本社を置くエレベーターエスカレーターの大手専業メーカー。
概要

本社は滋賀県彦根市宮田町にある「ビッグウィング」(2006年(平成18年)4月3日大阪府茨木市から移転)。

エレベーターで日本国内シェア4位。エスカレーターで5位で、近畿地方並びに西日本に本社を置くエレベーター・エスカレーターの製造会社では首位で最大手である[* 1]。駅や公共施設、大型商業施設などに多数採用されている。また、早くから日本国外に進出し、世界各地に営業拠点、生産拠点を設ける。特にシンガポールや香港などで高いシェアを占めている。

工場は、日本国内では、本社のある滋賀県彦根市にエレベーター工場、兵庫県豊岡市にエスカレーター工場がある[* 2]。また、日本国外では、アメリカ(オハイオ)、インド、中国(北京郊外)、台湾、香港、韓国にエレベーター工場が、中国(上海)にエスカレーター工場がある。

創業・設立は1948年(昭和23年)2月9日。創業者は内山正太郎(2003年に87歳で死去[1])。2022年まで社長を務めた内山高一は、正太郎の長男である[1]

社名やロゴが似ている富士通との関係はない。富士電機はかつては上位10位以内に入る大株主で、2023年3月末時点では上位10位から外れたものの、大口の取引先として50万株を保有しており[2]、エレベーターやエスカレーターに使用されるモーターやインバーター制御装置などの供給を受けている。また、フジテレビジョンとも社名が似ているが全くの無関係である。

大輪会の会員企業である[3]

納入場所は発祥の地である近畿地方が中心であり[* 3]ヤマダ電機ニトリの店舗には同社製のエレベーターが多数設置されている。

また、2010年頃まで同社の国内エレベーターシェアは大手中最下位の第5位であったが、2012年以降は現行主力製品であるXIOR(詳細は後述)を大規模に展開。東京都営地下鉄中野坂上駅本八幡駅等の関東首都圏、福岡市東区のアイランドアイ、福岡市博多区のららぽーと福岡(非接触ボタン採用)等の九州地方、また、後述の共同開発の経緯などからJR西日本の駅舎に幅広く採用されるなど日本全国でシェアを急拡大し、第4位に躍り出た。
沿革

1948年昭和23年)- 内山正太郎が、大阪府大阪市西区に富士輸送機工業株式会社を設立。

1963年(昭和38年)- 大阪証券取引所2部上場。

1965年(昭和40年)- 大阪府茨木市に本社移転。大阪製作所が稼働開始。

1968年(昭和43年)- 韓国支社「フジテックコリア」設立。

1970年(昭和45年)- 東京証券取引所2部上場。

1974年(昭和49年)- フジテック株式会社に社名変更。東京証券取引所、大阪証券取引所各1部指定替え。

1989年平成元年)- 豊岡製作所(現・ビッグステップ)が稼働開始。

1989年(平成元年)- 分社化によりフジテックフロンティア株式会社、フジテック総合施設株式会社を設立。

1991年(平成2年)- フジテック総合施設がフジテックエンジニアリング株式会社に社名変更。

1999年(平成11年)- フジテックフロンティア、フジテックエンジニアリングを吸収合併。

2000年(平成12年) - 滋賀製作所(現・ビッグウィング)が稼働開始。

2006年(平成18年) - 滋賀製作所に本社・研究開発・生産の各機能を統合し「ビッグウィング」が完成。

2008年(平成20年)

東京本社を開設しビッグウィングとの2本社体制を構築。

フジテックフィールドアイ株式会社設立。


2010年(平成22年)

エスカレータ開発・生産拠点「ビッグステップ」が完成。

アフターマーケット拠点「ビッグフィット」が完成。


2012年(平成24年)- 大阪証券取引所1部上場廃止。

2013年(平成25年)- 東京に所有していたビルをミネベアミツミに売却[4]

2017年(平成29年)

ビッグウィングにWING SQAURE(ウィングスクエア)が完成。

フジテックフィールドアイがフィールドアイ株式会社に社名変更。


2018年(平成30年)- 東京本社を東京都港区白金に移転。

2020年令和2年)- クリエイティブスタジオをビッグウィング、東京本社、ビッグステップにそれぞれ開設。

2022年(令和4年)6月 - 後述の影響で内山高一が社長を退任し、会長に就任。後任として副社長を務めていた岡田隆夫が社長に就任[5][6]

2023年(令和5年)

2月 - 引頭麻実取締役が辞任し、臨時株主総会山添茂取締役議長らが解任された[7][8]


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