フォーミュラE
カテゴリシングルシーター
国・地域国際
開始年2014-15
ドライバー22 (2023-24)
チーム11 (2023-24)
コンストラクターダラーラ / スパーク
エンジン
サプライヤー 日産自動車
DSオートモビルズ
マヒンドラ
ジャガー
ポルシェ
ERT
マセラティ
タイヤ
サプライヤー ハンコック
ドライバーズ
チャンピオン ジェイク・デニス
(アバランチ・アンドレッティ・フォーミュラE)
チーム
チャンピオン エンヴィジョン・レーシング
公式サイトFormula E
FIA フォーミュラE世界選手権 (FIA Formula E World Championship、フォーミュライー、FE)はバッテリー式電気自動車 (BEV) のフォーミュラカーによるレースシリーズ。「電気自動車のF1」とも評される[1]。2014年9月から開催されている。
概要アウディ・スポーツ・アプト・フォーミュラEチームのマシン(2015年、ベルリン)2023年ベルリンe-Prix
2012年8月27日、国際自動車連盟 (FIA) がシリーズ設立を発表した[2]。フォーミュラEホールディング (FEH) がシリーズを運営し、同社CEOにはスペインの実業家アレハンドロ・アガグ(英語版)[3]が就任した。都市部の大気汚染対策となる電気自動車の普及促進を狙い、レースは世界各地の大都市や有名リゾート地の市街地コースで行なわれる[4][5][6]。シリーズは秋に開幕し、年をまたいで年間10戦程度が行なわれる。シリーズ発足当初は世界選手権ではなかったため、各イベントはグランプリ(GP)ではなくe-Prix(イープリ)と呼ばれ、世界選手権に昇格後も引き継がれている。
運営の効率化やチーム運営費用の削減などの目的もあり、レースの本部及び各チームのファクトリーは全てドニントンパークに集約されており、2014年1月に建物がオープンした[7]。またこの関係から、マシンテストは当初全てドニントンにて行われていた。ただし商業面の担当部門はロンドン市内にオフィスを構える[7]。
初年度の2014 - 15年は「スパーク・ルノー・SRT 01E (Spark-Renault SRT_01E) 」と呼ばれる専用マシンを用いたワンメイクレースとして実施される。2015 - 16年はシャシーはワンメイクとなるものの、パワートレインについてはチーム独自に製造・改良することが認められる。搭載バッテリーの充電量に限度があるため、ドライバー1名あたり2台のマシンを使用し、レース中にピットで乗り換えなければならない[8]。なお2018 - 2019シーズンからは乗り換えが無くなり、ドライバーは1台のマシンで完走することが求められるようになる[9]。将来的には停車中にワイヤレス充電するシステムや、コース上の給電レーンを走行してワイヤレス充電する「ダイナミック・チャージング」の導入を目指している[10][11]。
また、ワイヤレス給電などのテクニカルパートナーとしてクアルコムと契約を結んでいるほか[12]、物流面ではDHLと契約し、同社が全面的にマシン等の機材輸送を担当する[13]。2017 - 2018シーズンからはオフィシャルアパレルパートナーにヒューゴ・ボスがついているほか[14]、同シーズン途中よりABBグループがシリーズ全体の冠スポンサーとなった[15]。
オフィシャルカーは2021 - 2022年のシーズン8からフォーミュラE公式パートナーのポルシェが提供、セーフティーカーにタイカン・ターボSを2台[16]とオフィシャルカーにマカンを2台の計4台を提供している。