フォード・グラン・トリノ
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この項目では、フォード・モーターが1960年代に生産した乗用車について説明しています。同名の車種が登場する映画については「グラン・トリノ」を、アルゼンチンインドゥストリアス・カイゼル・アルヘンティーナが生産していた乗用車については「IKA・トリノ」をご覧ください。

フォード・トリノ
1970年式トリノ・コブラ・スポーツルーフ
1972年式グラン・トリノ
NASCAR参戦車両。en:Holman Moodyチーム・デビッド・ピアソン車
概要
製造国アメリカ合衆国
ジョージア州アトランタ
オハイオ州ロレイン
イリノイ州シカゴ
オンタリオ州オークビル
販売期間フォード・モーター:1968年-1976年
その他
クラスインターミディエイト (en:Mid-size car)
駆動方式フロントエンジン・リアドライブ (en:Front-engine, rear-wheel drive layout)
系譜
先代フォード・フェアレーン (en:Ford Fairlane (Americas)
後継フォード・LTD II (en:Ford LTD II)
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フォード・トリノ (Ford Torino) はフォード・モーター1968年から1976年にかけて北米向けに製造していた、アメリカ車としては中型の乗用車 (en:Mid-size car) である。車名は「イタリアデトロイト」とも言われるトリノ市に由来する。
概要

第1世代のトリノはマーキュリー・モンテゴ (en:Mercury Montego) と共用のシャシを用いて、1962年から1970年まで製造された中型車のフォード・フェアレーン (en:Ford Fairlane (Americas)) の上級車種として、1968年に登場した。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}トリノ登場後しばらくの間はフェアレーンはトリノの内外装を簡略化したベースモデルとして残り続け、この間トリノは名目上はフェアレーンの付随グレード的な扱いであったが、実態はこの間にトリノはフォード中型車の中心的な存在となっていき、逆にフェアレーンがトリノの付随グレードとして見られるようになっていった。[要出典]なお、トリノという名称自体は元々はフォード・マスタングの開発時点での名称候補の一つ[1]であった。

本来、トリノは大衆車としての位置付けであり、最も多く売れたモデルは4ドアセダンと4ドアハードトップであった。しかし一部のグレードには大排気量の強力なエンジンを搭載した高性能版もあり、428または429立方インチ (7.0L) のV型8気筒ラムエアインテークを組み合わせたコブラジェットエンジンが採用され、マッスルカーと呼ばれる車種の1つとして認知されていた。フォードはNASCAR参戦車両にトリノを選択し、トリノはレースの世界でも成功を収めた伝統を持つと認識されている[要出典]。

第3世代グラン・トリノは様々な映像作品で日本でも著名な存在である。古くは刑事スタスキー&ハッチにおける赤いグラン・トリノとして日本のお茶の間にも知られた存在であった。第3世代の中でも特徴的なフロントマスクを有している1972年式は、2008年に公開されたクリント・イーストウッド監督・主演の映画『グラン・トリノ』で世界的に知名度が高まった。
第1世代(1968?1969年): 高級版フェアレーン
1968年式

1968年式 フォード・フェアレーン/トリノ
1968年式トリノGT・ファストバック


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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