フォント
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この項目では、コンピュータ上の書体データについて説明しています。ベトナムの地方自治体については「フォントー県」をご覧ください。

フォント(: font) は、本来「同じサイズで、書体デザインの同じ活字のひとそろい」を意味するが、現在では画面に表示したり、書籍など面に印刷したりするためにコンピュータ上で利用できるようにした書体データを指す。金属活字写真植字など先行する印刷技術の歴史を踏まえる場合、データとしてのフォントは特にデジタルフォント(digital font)と区別して呼ぶ。これに対して活字や写植文字盤によるものをアナログフォント(analogue font)というレトロニムで呼ぶこともある[1]

書体という言葉は、現在ではフォント(の使用ライセンス数)を数える単位としても用いられるが、ここでは分けて考えることとする。(書体参照)
外形による分類.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。
詳細は「書体」、「書体の一覧」、および「レタリング」を参照左:明朝体のウロコ、中央:明朝体、右:ゴシック体.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}ラテン文字のセリフ体(上)とサンセリフ体(下)

フォントは特定の書体の文字を内包しており、活字体やブロック体や筆記体などさまざまな書体のものが存在する。フォントを使う文字の種類の違いなどにより、一つの書体に対し複数のフォントが用意されていることもある(日本語向けと中国語向けなど)。

よく混植される複数の書体をひとまとめにしてフォントファミリーにするということが行われている。欧文書体のフォントファミリーでは正体[注 1]に加えて、ボールド体(太字)、イタリック体[注 2]、ボールドイタリック体[注 3]の用意されていることが多い。なお日本語フォントの制作元では、別ファミリーとも考えられる明朝体とゴシック体をセットにし、両者の混植を意識してデザインすることがしばしば見られる。
セリフ体 (明朝体) とサンセリフ体 (ゴシック体)

活字体の代表的なものにはセリフ(ウロコ)のあるセリフ体(明朝体)と、セリフ(ウロコ)のないサンセリフ体(ゴシック体)が存在する。

セリフ体とサンセリフ体の中間はセミセリフ体やセミサン体と呼ばれる[2]OpenTypeのOpenType Font Variations仕様を使って、セリフ体からサンセリフ体まで連続的に変形できるようにしたフォントも存在する(Foredayなど)[3]
コントラスト (抑揚)「タイポス系書体」も参照セリフ体のようにコントラストの付いたヒューマニスト・サンセリフ体の一種(Optima

セリフ体(明朝体)は一般的にコントラスト(抑揚; 縦線と横線などの太さの比)が付いている。明朝体では30%から50%のコントラストが一般的とされる[4]。伝統的なサンセリフ体(ゴシック体)にはコントラストが付いていないものの、コントラストを付けて人間味を持たせたヒューマニスト・サンセリフ体の一種(タイポス系書体)も存在している(欧文書体ではOptima、和文書体ではタイポスなど)。

一般的な明朝体よりもコントラストを下げた横太明朝体もある。ゴシック体のように横太な明朝体には秀英横太明朝[5]、TB横太明朝[6]およびそのUD版であるTBUD明朝[7]などが存在する。その他のUD明朝フォントも非UD版より横線が太いものとなっている[8][4][9][10]

コントラスト(抑揚)のバリエーションが用意されているフォントも存在している。これには例えばタイポス[11]、TPスカイ[12][13]、TPスカイラウンド、TP明朝、黎ミン、Adobe Variable Font Prototype(CNTR軸タグ)などがある。逆コントラスト書体(上/French Clarendon(英語版))と順コントラスト書体(下/Clarendon(英語版))

コントラストを逆に付けた逆コントラスト書体(英語版)という欧文書体も存在する。和文書体にもタイポス系書体の太さを反転させたようなファンテール体がある[14]
ラウンドとすみ丸とにじみ「丸ゴシック体」も参照

ゴシック体の角を丸くした丸ゴシック体は広く普及しており、ゴシック体フォントのバリエーションの一つとして丸ゴシック体のフォントの用意されているフォントファミリーが多い。タイポス系書体の角を丸くしたフォントもある(タイポス系丸ゴシック)。

角の全体ではなく角の隅だけを丸くした「すみ丸角ゴシック体」もあり、すみ丸角ゴシック体は鉄道[15]やデザイン雑誌AXIS[16]などに使われている。丸ゴシック体とすみ丸角ゴシック体の両方のフォントを用意しているフォントファミリーも出てきている(AXISラウンド100とAXISラウンド50[17]、TPスカイラウンド100とTPスカイラウンド50[18]など)。

明朝体の角を丸くした丸明朝体や、明朝体を活版印刷のようににじませた「にじみ明朝体」(秀英にじみ明朝[19]など) も登場している。
ゲタ (突き出し)

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一般的なゴシック体にはゲタ(突き出し)が付く[20]一方、一般的な丸ゴシック体にはゲタが付かない[21]。ただしゴシック体でもUDフォント(後述)ではゲタの付いていないものが多い[20][22]。丸ゴシック体にもゲタの付いたものが存在する(モリサワのソフトゴシック[21]など)。


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