フォルバン級駆逐艦
基本情報
艦種フリゲート (ミサイル駆逐艦)
運用者 フランス海軍
建造期間2004年 - 2009年
就役期間2008年 - 現在
建造数2隻
前級カサール級
次級アキテーヌ級
要目
基準排水量5,791トン
満載排水量7,163トン
全長152.87 m
最大幅20.3 m
吃水5.4 m
機関方式CODOG方式
主機
SEMT ピルスティク12 PA6 STCディーゼルエンジン×2基
LM2500ガスタービンエンジン×2基
推進器
可変ピッチ・プロペラ×2軸
バウスラスター
出力
ディーゼル: 11,700 hp
ガスタービン: 63,030 hp
最大速力31ノット
航続距離7,000海里 (18kt巡航時)
乗員195名 (うち士官27名)
兵装
62口径76mm単装速射砲×2基
90口径20mm単装機銃×2基
シルヴァーA50 VLS(48セル)
アスターSAM
エグゾセMM40 SSM 4連装発射筒×2基
324mm魚雷発射管×2基
(MU90短魚雷用)
搭載機NFH90哨戒ヘリコプター×1機
C4ISTAR
OPSMER作戦指揮システム
SENIT 8戦術情報処理装置
FCS
PAAMS武器システム
NA-25XP 主砲用
レーダー
EMPAR 多機能型
S-1850M 捜索用
SPN-753 航海用×2基
光学機器
DIBV-2A 捜索用
VIGY-20 追尾用
ソナーUMS-4110CL 艦首装備式
電子戦・
対抗手段
SIGEN電波探知妨害装置
NGDS 12連装デコイ発射機×2基
SLAT対魚雷システム
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フォルバン級駆逐艦(フォルバンきゅうくちくかん、フランス語: Fregates de defense aeriennes de la classe Forbin)は、フランス海軍のミサイル駆逐艦の艦級。イタリアと共同で計画を進めたホライズン計画のフランスにおける採用艦である。公式の艦種は防空フリゲート(Fregates de defense aeriennes, FDA)だが、北大西洋条約機構(NATO)によるペナント・ナンバーでは、駆逐艦を意味する「D」の艦種記号を付されている[1][2]。
来歴詳細は「ホライズン計画」を参照
1980年代後半、NATO加盟8カ国の海軍は、NFR-90構想のもとで、フリゲートの国際共同開発計画に着手した。フランス海軍も、シュフラン級駆逐艦の更新を狙ってこの計画に加わっていた。しかし計画の過程で各国の要求事項の差異が顕在化し、1989年にイギリス、フランス、イタリアが相次いで計画から離脱した。残る5ヶ国は計画の続行を試みたものの、1990年1月18日、計画のキャンセルが決定された[3]。
一方、NFR-90計画から離脱したのちも、イギリスとフランスはそれぞれ独自に次期防空艦の開発を進めていた。1990年に両者は合流し、英仏将来フリゲート(A3F: Anglo-French Future Frigate)計画が開始された。そして1992年、イタリアも加わってスタートしたのがホライズン計画である。独自の艦対空ミサイルを採用した対空武器システムとしてのPAAMSを共同開発し、これを共通設計の船体に搭載することとしていたが、細部の武装については各国が独自のものを搭載する計画であった。船体設計の意見の相違から、1999年にはイギリスが脱退したものの、PAAMSの開発には残留した。その後、フランスとイタリアのみで計画は続行され、完成したホライズン型防空フリゲート(Fregate de defense aerienne type Horizon、旧称Fregate antiaerienne Type Horizon)のフランス側の建造艦が本級である[4]。 船型は長船首楼型を採用している。レーダー反射断面積(RCS)や赤外線輻射、水中放射雑音など各種シグネチャーの低減策が講じられたステルス艦となっている[2]。
設計