この項目では、スイスの時計メーカーについて説明しています。その他の用法については「フォルティス (曖昧さ回避)」をご覧ください。
フォルティス
種類非公開会社
業種高級腕時計
設立1912年
創業者ウォルター・フォークト
本社グレンヘン、 スイス
主要人物ジュップ・フィリップ(オーナー兼CEO)
製品腕時計
ウェブサイト ⇒www.fortis-swiss.com
フォルティス(Fortis Uhren AG )は、スイスの時計メーカー。社名はラテン語で「強い」を意味する。ヴァルター・フォクト(Walter Vogt )によりスイスのグレンヘン
(Grenchen )で1912年に創設された。装飾性を排した実用的なデザインに特徴がある。同社の製品はソ連空軍に公式時計として納入され、ロシア空軍に引き継がれる。後にイギリス空軍にも納入されている。
この実績を評価されてミール宇宙ステーション計画の宇宙飛行士標準装備器具に認定され[1]、大気圏外で着用が許されているのはオメガ社のスピードマスター・プロフェッショナル[2]と同社の時計のみである。
略歴
1912年 - ヴァルター・フォクトによりスイス・グレンヘンにて創業。
1926年 - ジョン・ハーウッド(John Harwood )との共同開発により世界初の自動巻腕時計を完成させる。
1937年 - 創業25周年を記念して同社初のクロノグラフを生産開始。
1954年 - 機械式アラーム時計の生産開始。
1956年 - 初の防水機械式アラーム・クロノメーターが「スイス公式時間測定技術研究所」からの優れたクロノメーターに贈られる賞を受賞。
1968年 - 世界初のプラスチック時計を発表。
1987年 - 同社75周年記念の「フリーガークラシック」シリーズのニューデザインを発表。
1992年 - 「フォルティス スペースアート」がロシアのロケットに搭載され気象衛星と共に宇宙に飛び立つ。
1994年 - 「コスモ ノート クロノグラフ」が宇宙飛行士のオフィシャルウォッチに認定される。ミールにおいて同時計が宇宙ステーション外で使用された世界初の自動巻クロノグラフとなる。
1995年 - MiG-25で同社クロノグラフが世界最高高度記録30,500mを達成。
1997年 - 「コスモノート クロノグラフ」がドイツ・ロシア宇宙計画MIR97のオフィシャルウォッチに認定される。
1998年 - 世界初の機械式アラーム搭載クロノグラフを開発。
2001年 - 同社の宇宙飛行士用機械式クロノグラフ開発の貢献に対し、「スペースエージェンシー・ロサヴァアコスモス」より勲章を授与。
2002年 - ユーロコプター エキュレイユAS350で「B-42プロフェッショナル クロノグラフ」がヘリコプターでの世界最高高度記録12,954mを樹立。
2003年 - 「B-42コスモノート」シリーズを発表。
脚注[脚注の使い方]^ ユリガガーリンコスモノートトレーニングセンターの基準による。
^ スピードマスターと異なり耐水性も重視しているので、無重力状態を想定した水槽訓練でもコスモノートクロノグラフはそのまま使用されている。
外部リンク
⇒フォルティス 公式サイト (日本語)
FORTIS (Official) - Tumblr
FORTIS Official - Pinterest
Fortis (fortisofficialworldwide) - Facebook