フォトCD
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}メディア (媒体) > 記録媒体 > 光ディスク > コンパクトディスク > フォトCD

Photo CD

メディアの種類光ディスク
策定コダック, フィリップス
主な用途写真
ディスクの直径12 cm
テンプレートを表示
フォトCD

フォトCD (ふぉとしーでぃー , Photo CD) は1992年に米イーストマン・コダック社フィリップス社と共同で策定した、写真デジタル化してCDに収めるシステム、およびそのシステムで作られたCD。
仕様

1枚のCDに約100枚の画像を保管することができ、画像はコダック独自の符号化方式でデジタル化されている。フォトCDはCDフォーマット仕様書のうち「ベージュ・ブック」で定義されており、CD-ROM XA およびCD-iブリッジ仕様に準拠している。OSに依存することなく、ソフトウェアさえ対応していれば、CD-iプレーヤー、フォトCD再生機、ゲーム機、パソコンなど様々なプラットフォームで再生することが可能である。ただし、追記するタイプのCDであるため、CD-ROMドライブマルチセッションに対応している必要がある。フォトCDに写真を記録するにはネガフィルムDPEショップに持ち込む必要があり、現像済みの写真(印画紙)から書き込むことは出来ない。CD内の写真はコダック準拠の印刷機器で写真として出力可能である。
普及

運用開始当時、CD-ROMの普及率が低かったこと、スキャナの価格が急速に下がったこと、符号化方式がコダックの特許に依存するものであったことなどから一般には普及しなかった。しかし、フォトCD以前にフィルムをデジタル化するにはネガをリールスキャンする非常な高価なシステムしかなかったため、安価に写真をデジタル化できるこのシステムは、プロの写真家から一定の評価を得た。また、日本では1990年代後半にデジタル写真集(特にグラビアアイドルをモデルにしたもの)のメディアとしてフォトCDが使われたことがあった。

フォトCDには今でもニッチな需要が存在するが、コダックは現在「Picture CD(英語版)」をその代替システムとして提示している。フォトCD用ディスクはコダックのフォトCDサイトにリンクされているベンダーから今でも入手可能である。ベンダーによってはフォトCD標準に合致しないディスクを「フォトCD用」として扱っているところもあり、注意が必要である。
解像度

フォトCDには1枚の写真につき、同時に5種類 (Base/16?16 Base) の解像度で記録される。当初、印刷時の最大解像度は2048×3072だったが、プロ用の規格として、4096×6144ピクセルでの保存方式が追加された(プロフォトCD)。

タイプ解像度ファイルサイズ主な用途
(px × px)(Mpx)(MiB)
Base/16128 × 1920.0250.07プレビュー (インデックスプリント, サムネイル)
Base/4256 × 3840.0980.28ウェブ
Base512 × 7680.3931.13PC画面, テレビ, ウェブ
4 Base1024 × 15361.5734.50HDTV画面
16 Base2048 × 30726.29118.00印刷 20 x 30 cm
64 Base4096 × 614425.16672.00プロ用印刷, プリプレス, デジタルアーカイブ (オプション)

フォトCDを再生可能なゲーム機

3DO

PC-FX

セガサターン -「フォトCDオペレーター」や「ツインオペレーター」等の拡張カードが必要。

外部リンク

Kodak's site on Photo CD

Comparison by Kodak between its Photo and Picture CD formats

More info on the Photo and Picture CD.

"コダック アラリス ジャパン株式会社 。よくあるお問い合わせ ■ フォトCD・イメージパックCDについて"










CD規格
読み取り専用

Red Book

CD-DA

CD+G

CD+EG

CDV

CD-MIDI

CD-TEXT


Yellow Book

CD-ROM

CD-ROM XA


Green Book

CD-i

CD-I Ready

CD-I Bridge

CD-I DV

CD-BGM

フォトCD


White Book

Video CD

SVCD


Blue Book

CD EXTRA


Purple Book

DDCD-ROM


書き込み可能

Orange Book

CD-R

CD-RW


Purple Book

DDCD-R

DDCD-RW


CDに近いもの

Scarlet Book


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:13 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef