(地域の旗)(地域の紋章)
地域の標語:なし地域の歌:Tu alfagra land mitt(フェロー語)
汝、私の最も麗しき地
公用語フェロー語、デンマーク語
主都トースハウン
最大の都市トースハウン
政府
国王フレゼリク10世
高等弁務官
フェロー諸島(フェローしょとう、フェロー語: Foroyar [?f??ja?] ( 音声ファイル)、デンマーク語: Faroerne [?fe???o??n?]、英語: Faroe Islands [?f??ro? -])は、スコットランドのシェトランド諸島およびノルウェー西海岸とアイスランドの間にある北大西洋の諸島。デンマークの自治領であり、デンマーク本土、グリーンランドと共にデンマーク王国を構成する[1]。面積は1398.85km2、人口は52,337人(2020年1月)。中心都市はストレイモイ島のトースハウン。「フェロー諸島共和国」という国名でデンマークからの独立主張がある[2]。
歴史詳細は「フェロー諸島の歴史(英語版)」を参照
アイルランドの修道士が最初に発見して修道院を築いていた。その後、9世紀頃ノルウェー西部からノルマン人(ヴァイキング)が入植し、11世紀にはノルウェー領となった。1380年、ノルウェーとデンマークが同君連合(後のカルマル同盟につながる)に入って以来は、デンマークの支配を受けている。ただし第二次世界大戦中は、ナチス・ドイツに占領されたデンマーク本土とは分断され、イギリスの占領下にあった。この期間の住民自治が自治政府要求の住民運動につながった。1946年に行われた住民投票では、フェロー諸島の分離独立派が勝利したが、デンマーク政府によるフェロー諸島議会の解散により独立は阻止された[2]。1948年には国防と外交の一部を除く権限を持つ自治政府が成立した。デンマーク本国は1973年に欧州共同体(EC)に加盟したが、フェロー諸島は本国とは異なる独自の外交路線を歩んでおり、現在も欧州連合(EU)には加盟していない[3]。自治領であるためオリンピックへ出場する際はデンマーク選手団に含まれるが、パラリンピックには単独での代表選手派遣が認められている[4]。