フェルナンド・E・ソラナス
Fernando E. Solanas
グアダラハラ映画祭にて (2008年)
本名Fernando Ezequiel 'Pino' Solanas
生年月日 (1936-02-16) 1936年2月16日
没年月日 (2020-11-06) 2020年11月6日(84歳没)
出生地ブエノスアイレス
死没地パリ
国籍 アルゼンチン
職業映画監督、脚本家、政治家
活動期間1962年 - 2020年
主な作品
『燃えたぎる時』(1968年)
『スール/その先は……愛』(1988年)
受賞
カンヌ国際映画祭
監督賞
1988年 『スール/その先は……愛』
フランス映画高等技術委員会賞
1992年『ラテン・アメリカ/光と影の詩』
ヴェネツィア国際映画祭
審査員特別大賞
1985年
フェルナンド・E・ソラナス (Fernando E. Solanas, 1936年2月16日 - 2020年11月6日[1]) は、アルゼンチンの映画監督・脚本家・政治家。
クレジットではフェルナンド・エゼキエル・ソラナスとも表記される他[2]、スペイン語圏など一部の地域ではピノ・ソラナスと呼ばれることもある[3]。 1936年2月16日、ブエノスアイレスで生まれる[4][5]。映画監督になるまでに演劇、音楽、法律を学んだ[4]。 1962年、処女作となる短編『Seguir andando』を製作する[4]。1968年には初の長編となるドキュメンタリー『La hora de los hornos: Notas y testimonios sobre el neocolonialismo, la violencia y la liberacion (燃える時:新植民地主義の手記と証言、暴力と解放)』をオクタビオ・ヘティノとの共作として発表[6]。同年のマンハイム国際映画祭で観客賞、国際映画批評家連盟賞など4つの賞を受賞[6]。1972年には英国映画協会サザーランド杯を受賞した[7]。以後、独裁政権に抵抗する1960年代後半のアルゼンチンの映画運動「グループ・シネ・リベラシオン
来歴
1971年に2本のドキュメンタリーを製作した後[5]、1975年に初の長編劇映画となった『Los hijos de Fierro (フィエロの息子たち)』を発表[9]。アルゼンチンの国民的作家マルティン・フィエロを扱った同作は[9]、出演者の一人が暗殺されるという事件に見舞われたが[10]、1978年に第25回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品された[11]。その後、1976年にホルヘ・ラファエル・ビデラを中心とする軍部のクーデターにより独裁政権が樹立すると、ソラナスは翌1977年に家族とともにパリに亡命[12]。