フェラーリ・512
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、1970年代に活躍したレーシングカーについて説明しています。スポーツカーの512BBについては「フェラーリ・512BB」を、スポーツカーの512TRについては「フェラーリ・512TR」をご覧ください。
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "フェラーリ・512S" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2023年12月)
512S

フェラーリ・512S (Ferrari 512 S) はイタリアの自動車メーカーフェラーリが1970年から国際メイクス選手権に参戦するため開発したスポーツカー。当時国際自動車連盟 (FIA) 車両規定のグループ5に属する。1970年は512S、1971年は改良型の512Mが使用された。
概要
512S1970年ニュルブルクリンク1000kmレースでの512S(ドライバーはニーノ・ヴァッカレラ)

1968年の国際メイクス選手権競技規定ではプロトタイプ・スポーツカー (当時グループ6) は第11クラス (2.5リットル (L) 超から3.0 Lまで)、生産公認を要するスポーツカー (当時グループ4) は第12クラス (3.0 L超から5.0 Lまで) にそれぞれクラスの上限が定められた。これにより前年までフェラーリが使っていた第12クラスのプロトタイプ・スポーツカー(330P4)は参加権を失った。またスポーツカーの公認を受けるために必要となる連続12月間内に50台を製造する能力もフェラーリにはななく、この年は不参加となった。しかし、1969年はスポーツカーの最低生産台数が25台に緩和され、ポルシェは急遽第12クラスのスポーツカーを開発して実戦投入した。この年のフェラーリは第11クラスのプロトタイプ・スポーツカー (312P) で参加していたが、ポルシェのこの動きに追随して、第12クラススポーツカーの512Sを開発して公認を受け、1970年より選手権にデビューさせた。なお、この年からスポーツカーはグループは4からグループ5に変更されている (グランドツーリングカーが2グループに分割され、スポーツカーより下位のグループが1つ増えたため)。

マウロ・フォルギエーリの指揮下、開発はわずか3ヶ月で行われた。シャシーは北米のカナディアン-アメリカン・チャレンジカップ (Can-Am) 参戦用に製造した612Pをベースとし、ボディはジャコモ・カリーリ設計のベルリネッタ(クーペ)とスパイダー(オープン)、高速サーキット用のロングテールが用意された。エンジンは612Pの6.2Lから5Lへサイズダウンし、550HP/8,500rpmを発生した。
512M1971年ニュルブルクリンク1000kmレースでの512M(ドライバーはヘルベルト・ミュラー

1971年シーズンに向けて、512Sに全面的に改良を施したのが512Mである(Mは「改良された」のイタリア語"Modificato"の頭文字)。既存の512Sの多くも512M仕様へ変更された。

シャシーは構造の見直しにより軽量化され、ボディカウルはポルシェ・917Kと同様に低いノーズからテールへ気流をすくい上げるウェッジシェイプに改装された。エンジンは610HP/9000rpmにパワーアップした。

しかし、1972年より選手権対象が3L以下に変更されることが決まり、512Mの使用期間は1年間のみとなった。フェラーリは312PBの開発に注力するため、512Mを個人チームへ放出した。アメリカのペンスキー・レーシングは独自の改良を施し、選手権に限定出場ながらメーカーチームに匹敵する戦闘力をみせた。
スペック

フェラーリ公式サイト日本語版[1][2] より。
シャシー

全長:4,060mm (512S) 、4,180mm (512M)

全幅:2,000mm (512S) 、2,015mm (512M)

全高:972mm (512S) 、985mm (512M)

ホイールベース:2,400mm

トレッド前:1,518mm

トレッド後:1,511mm

乾燥重量:840kg (512S) 、815kg (512M)

構造:セミ
モノコック(鋼管スペースフレーム+アルミパネル)

サスペンション(前後):独立懸架ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、筒型ショックアブソーバー

トランスミッション:5速MT

タイヤ:フロント4.25-11.50-15、リア6.00-14.50-15

エンジン

構造:4,993cc 60度V型12気筒
ミッドシップ縦置き 


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:27 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef