この項目では、文学賞のフェニックス賞について説明しています。競馬賞については「フェニックス賞 (競馬)」をご覧ください。
フェニックス賞(フェニックスしょう、Phoenix Award)は、アメリカの児童文学協会(ChLA:Children's Literature Association)によって1985年に創設された文学賞のひとつ。受賞年の20年前に出版された作品を対象としている他に類を見ない賞である。
英語にて出版された原著作品のなかで、名だたる児童書は20年前の出版当時に主だった文学賞が授与されていない為、それらの作品に対し再評価の意味をこめて毎年贈られている賞である。最優秀賞は基本的に1作品、そのほか栄誉賞としてのオナー(Honor Book)があり、受賞作品数はその年によって違いオナー賞のない年もある。
2010年、ChLAは新たに『フェニックス絵本賞(- えほんしょう、Phoenix Picture Book Award)』を創設した。絵本のみを対象とした賞だが、受賞の基準はフェニックス賞に同様である。受賞は2013年から開始されている。 ※ 上段は受賞した『原作品名』(作者/出版社/出版年)、
目次
1 歴代受賞作
1.1 フェニックス賞
1.2 フェニックス絵本賞
2 外部リンク
歴代受賞作
下段は日本国内で出版された『訳書のタイトル』(作者/訳者/出版社/出版年)となっている。
フェニックス賞
1985年
『The Mark of the Horse Lord』(Rosemary Sutcliff/Oxford/1965)『王のしるし』(ローズマリー・サトクリフ/猪熊葉子/岩波書店/1973)
1986年
『Queenie Peavy』(Robert Burch/Viking/1966)『いじっぱりのクイーニ』(ロバート・バーチ