フェイトホロウアタラクシア
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Fate/hollow ataraxia
ゲーム
ゲームジャンル伝奇ビジュアルノベル
対応機種Windows 98 / ME / 2000 / XP
PlayStation Vita
必要環境Pentium III 600MHz以上(PC版)
推奨環境Pentium III 1GHz以上(PC版)
ゲームエンジン吉里吉里2(PC版)
開発元TYPE-MOON
ヒューネックス(PS Vita版)
発売元ノーツ(PC版)
角川ゲームス(PS Vita版)
監督奈須きのこ
プロデューサー竹内友崇
藤原利紀(PS Vita版)
キャラクターデザイン武内崇
シナリオ奈須きのこ
阿羅本景、森崎亮人
メディアDVD-ROM1枚組(PC版)
PS Vita 専用カード(PS Vita版)
プレイ人数1
発売日2005年10月28日(PC版)
2014年11月27日(PS Vita版)
売上本数20万本(Win版)[1][2]
10万本(PS Vita版)[1]
レイティング18禁(PC版)
CERO:C(15才以上対象)(PS Vita版)
キャラクター名設定不可
エンディング数1
セーブファイル数3
画面サイズ800×600 / 65536色
全画面表示モードあり
音楽フォーマットDirectSoundに対応したPCM音源
キャラクターボイスなし(PC版)
フルボイス(PS Vita版)
その他初回限定版あり(PC版 / PS Vita版共通)
漫画
原作・原案などTYPE-MOON
作画雌鳥
出版社角川書店
掲載誌月刊少年エース
レーベルカドカワコミックス・エース
発表号2013年7月号 -
巻数既刊2巻(2016年6月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクトコンピュータゲーム漫画
ポータルコンピュータゲーム漫画

『Fate/hollow ataraxia』(フェイト ホロウ アタラクシア)は、TYPE-MOONより2005年10月28日に発売された伝奇ビジュアルノベル。『Fate/stay night』のファンディスクであり、続編にあたる。
概要

シリアスな戦いの物語であった前作から一転し、今作では穏やかでコミカルな日常を過ごしつつ、その裏に隠された「真実」に近づいていくという形になる。前作では敵として登場したキャラクターや出番の少なかったキャラクターも多く登場し、前作では語られなかった側面が補完されている。

TYPE-MOONの他の作品『歌月十夜』と同様にイベントフラグがオートセーブで累積されていくシステムを採用しているが、『歌月十夜』の問題点だった、一度しか見られないイベントや見逃したイベントを見るには一からやり直さねばならない部分を改善し、選択マップで重要性のマークを表示する事で分かりやすくしている。またTYPE-MOON作品で初めて回想モードを採用しており、見逃したイベントもクリア時に見ることが出来るようになっている。

今作でも本編である『hollow』パートでは前作のシナリオ担当奈須きのこが執筆しているが、それ以外の日常シーンのほとんどや、後述の『eclipse』の「後日談。」以外のシナリオは、奈須以外のサブライターが執筆している。

本作は『Fate/stay night』の続編とされているが、正確には『Fate/stay night』の3ルートいずれの後日談にも該当せず、武内により「各ルートの後ではなく、『Fate/stay night』というものにあてられたカウンター[3]」という表現が用いられ、武内は「基本的にはプレイヤーさんの気持ちで解釈していただいて良い部分ではないかとも思います」、奈須は「我々としてはユーザーさんの想像にお任せしたいと思っています」とそれぞれコメントしている[注 1]

初回限定版にはタロット風サーヴァントカードが、公式通販特典として小冊子『Fate/side side materiale 2』が付属した。

Windows Vista / 7 / 8などで遊ぶ場合、このディスクはそのままだとディスクチェックを通過できず遊べないため、TYPE-MOON ユーザーページ[4]にてパッチをダウンロードする必要がある。

2013年5月25日発売の『月刊少年エース』2013年7月号よりコミカライズ版が連載を開始した。作画は『アルティマエース』や『月刊Asuka』において『Fate/Zero黒』を連載していた雌鳥が担当している。

2014年1月30日発売の『TYPE-MOONエース』Vol.9にて、PS Vitaへの移植(移植の際、18禁CG及びシナリオの削除とコンシュマー向けにシナリオ改定と新規CGの追加)が発表され、2014年11月27日に発売された。フルボイスとなり、新たに挿入される2本のOPアニメーションをTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』やPS Vita版『Fate/stay night [Realta Nua]』で3ルート全てのOPアニメーションの制作を担当したアニメ制作会社ufotableが務める。限定版も同時発売され、ねんどろいどぷち「アヴェンジャー」と設定資料集が同梱される。
ストーリー

第五次聖杯戦争の終結から半年後。そこには再び現界したサーヴァントとの穏やかな日常が存在していた。ありえない現実でありながら、それらに疑問を抱かない前聖杯戦争参加者達。そして存在しないはずの聖杯をかけて、聖杯戦争が再開しているという。そして夜になると冬木の町は謎の獣とそれを率いるように立つ少女が現れるようになる。前回の聖杯戦争の勝者である衛宮士郎はこの不可思議な事態の調査・解決に乗り出す。ロンドンから帰国した遠坂凛、謎の意図を持って士郎に助言するギルガメッシュ、そしてパートナーであるセイバーらの協力を得て、士郎は再開した聖杯戦争の真相に迫っていく。それは士郎だけが実感として覚えている、「繰り返される四日間」だった。

夜、半年前に魔術協会からマスターとして冬木に派遣されていたバゼット・フラガ・マクレミッツは、曖昧な記憶を抱きながら、契約するサーヴァント・アヴェンジャーとともに聖杯戦争を戦っていた。サーヴァントの低性能も相まって敗れ続けるバゼットであったが、いかに敗れても聖杯戦争1日目に巻き戻るという形で蘇生することを知る。バゼットはそれを利用して、ついに最強のサーヴァント・セイバーを打ち破るが、聖杯戦争は4日間の制約によりそれでも1日目に巻き戻ってしまう。痺れを切らしたバゼットはアヴェンジャーの忠告を無視して昼間の冬木に現れ、「第五次聖杯戦争が半年前に終結している」という信じがたい真実を知らされる。そして混濁した記憶の中に残る言峰綺礼の名を聞き、遂に前回の聖杯戦争の真相「バゼットは、信頼の情を寄せていた言峰綺礼によって、騙し討ちに遭って殺害された」という事実を思い出す。アヴェンジャーは、この繰り返しは彼女の「死にたくない」という願いを具現化したものであると語る。絶望したバゼットは「もう終わらせよう」と言うアヴェンジャーを跳ね除け、生き続けるために聖杯戦争の続行を決断する。

士郎と同じく事態の解決を願い、また再開された聖杯戦争の真実を知る少女カレン・オルテンシアと出会った士郎は、繰り返される四日間の真相に突き当たる。そしてすべての真実を知るイリヤスフィールの助言を得て、士郎は遂に自らの正体が「衛宮士郎の皮を被ったアヴェンジャー」であることを悟る。士郎はアヴェンジャーとして聖杯戦争とバゼットを止めるため、数多くのサーヴァントやマスターたちの協力のもと、聖杯の在処「天の逆月」へと赴く。そこには独りバゼットがなおも聖杯戦争を続けんと聖杯を守っていた。しかしアヴェンジャーの「それでも世界は続いて行く」という説得を受け止めたバゼットは、遂に聖杯戦争の終結を決断する。そしてバゼットは自らがまだ存命であることを聞かされ、現実の世界へと帰還する。
登場キャラクター

の項はPS Vita版のもの。PC版にはボイスはない。
『Fate/stay night』から登場するキャラクター

詳細は『Fate/stay night』の登場キャラクターを参照、ここでは今作での役割と、追加された部分のみ記述。また『トラぶる花札道中記』の内容については、該当記事を参照。
衛宮 士郎(えみや しろう)
声 - 杉山紀彰(少年期 - 野田順子)本編「昼」の主人公。セイバーをはじめとする人物たちの雑居するようになった衛宮邸の主。数人と分担して家事をこなしており、特に料理を担当している。冬木に再び起こった不可思議な事態に気づき、謎の究明に乗り出していく。契約するサーヴァントはセイバーで、前回の聖杯戦争で使い切らなかった最後の令呪を左手に残している。今作に登場する彼は「衛宮士郎」本人ではなく、聖杯となったアヴェンジャー「アンリマユ」がその殻を被った存在である。だがもともと「虚無」、0(ゼロ)であるアヴェンジャーが取り憑いただけなので実際の衛宮士郎となんら変わらない偽者。繰り返しの4日間で彼が本来遭遇し得ない事象[5]に遭遇するとアヴェンジャーの人格が表に出ていき、この際の記憶は「衛宮士郎」には残らない。また彼の側からはアヴェンジャーの姿を認識することはできず、影のようにしか見えない。物語の終盤イリヤとの会話を経てそのことを自覚し、繰り返す4日間を終わらせるため、自らである聖杯を破壊しに「天の逆月」に上っていく。衛宮士郎「本人」は、本編最後の「epilogue」と、パラレルワールド的に設定された「後日談。」にのみ登場する。また「カプセルさーばんと」には5年前の衛宮士郎が、カプさばマスターの一人として登場する。
セイバー(Saber)
声 - 川澄綾子前作のメインヒロイン。前作同様、士郎の頼もしいパートナーとして事態の解明に乗り出していく。日常では主に衛宮邸内で生活しており、また彼女の食へのこだわりが前作以上に描かれている。同居する凛や桜とは大切な友人として親睦を深めているが、本来サーヴァントとして敵対するライダーに対してはやや複雑な感情を抱いている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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