フィールディング・バイブル・アワードまたはフィールディング・バイブル賞(英: Fielding Bible Award, 略称はFB)は、MLBの守備表彰の一つ。2006年に創設された。 この賞は、同じく守備表彰の一つであるゴールドグラブ賞(1957年より公式表彰として創設)とは以下の点で異なる。 このため、必ずしもゴールドグラブ賞と受賞者が一致するわけではない。 1つのポジションに対し、17名の選考者[2][3]各々が、順位をつけて10名の選手を選出する。1位の選手には10点、2位には9点、と点数が与えられ、その点数の17名での総計が最も高い選手に対して賞が贈られる。最高で170点が与えられることになる。同点の選手が複数出た場合には、3名のタイブレーカーによる同様の投票によって決定される[4]。 2020年シーズンは試合数が縮小したことで投票基準を調整し、60点が満票となった[5]。 2021年10月現在の選考者は以下の17名義[6][7](2012年までは10名義、2020年までは12名義)
概要
選考者は、セイバーメトリクスの専門家を中心に構成される(ゴールドグラブ賞は球団監督による投票で選出される)。
全チームから守備位置ごとに各一名が受賞する(ゴールドグラブ賞は両リーグでそれぞれ選出される)。
外野手は、左翼手・中堅手・右翼手でそれぞれ選出される(2010年までゴールドグラブ賞は外野手をそれぞれ区別せず選出していた)。
同一選手が同一シーズンに複数のポジションで受賞可能(例:2019年のコディ・ベリンジャー)。
2020年シーズンより、NPBとKBOの表彰も開始した。[1]
選出方法
選考者
ビル・ジェームズ (2006 - )
ジョン・デュワン (2006 - )
Hal Richman (2006 - )
BIS (Baseball Info Solutions) Video Scouts (2006 - )
Dan Casey (2008 - 2013年、2021年 - )
ピーター・ギャモンズ
Mark Simon (2012 - )
ジョー・シーハン
出典[8]
Nate Birtwell (2006)
マイク・マーフィー
※背景緑色は、その年にゴールドグラブ賞と同時獲得した選手 年度投手捕手
※球団略称後の数字は、2度目以降の受賞回数
投手・捕手
2006[10]グレッグ・マダックス(CHC、LAD)イバン・ロドリゲス(DET)
2007[11]ヨハン・サンタナ(MIN)ヤディアー・モリーナ(STL)
2008[12]ケニー・ロジャース (DET)ヤディアー・モリーナ(STL)(2)