フィロタス(ギリシャ語: Φιλ?τα?、ラテン文字転記:Philotas、紀元前4世紀、生没年不明)は、マケドニア王国の人物である。
フィロタスはマケドニアの将軍のパルメニオン[1]、アサンドロス[2]、そしてアガトンの父である。フィロタス自身は歴史上特に目立った活躍をしたわけではないが、息子たちはマケドニアの歴史において大きな役割を果たした。まず、パルメニオンはマケドニア王ピリッポス2世とアレクサンドロス3世の二代にわたって仕え、重く用いられた。アサンドロスも同じくマケドニアに仕え、アレクサンドロスの死後はディアドコイの一人としてディアドコイ戦争を戦い、アガトンはアサンドロスがアンティゴノスと講和した際に人質となった[3]。
註^ アッリアノス, III. 11
^ アッリアノス, I. 17
^ ディオドロス, XIX. 75
参考文献
アッリアノス『アレクサンドロス大王東征記』 大牟田章訳、岩波文庫(上下)、2001年
ディオドロス『アレクサンドロス大王の歴史』 森谷公俊 訳註、河出書房新社、2023年。完訳版
外部リンク
⇒ディオドロスの『歴史叢書』の英訳サイト