フィル・レッシュ
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フィル・レッシュ

基本情報
出生名Phillip Chapman Lesh
生誕 (1940-03-15) 1940年3月15日(84歳)
カリフォルニア州バークレー
出身地カリフォルニア州バークレー
ジャンルサイケデリック・ロック, ロック, フォークロック, カントリーロック, ジャム
職業ミュージシャン
担当楽器ベースギター
活動期間1948 - 現在
レーベルColumbia
共同作業者グレイトフル・デッド (1965-1995)
The Other Ones (1998, 2002)
Phil Lesh and Friends (1999-present)
ザ・デッド (2003-2009)
Furthur (2009-present)
公式サイト ⇒http://www.phillesh.net

フィル・レッシュ(Phil Lesh, 1940年3月15日 - )は、アメリカベーシストロックバンドグレイトフル・デッドの結成時からのオリジナルメンバーであり、ベースギターを担当。
略歴

本名Phillip Chapman Lesh、1940年3月15日カリフォルニア州バークレーで生まれる。

フィル・レッシュはカリフォルニア大学在籍時にトム・コンスタンテンに出会う。現代音楽フリージャズに非常に興味を持っていたレッシュは彼の紹介でイタリアの作曲家、ルチアーノ・ベリオの元で音楽を学び、トランペット奏者としてプロの音楽活動を始める。

大学生の頃、バンジョーを弾くジェリー・ガルシアと出会う。彼らは親交を深め、ガルシアの新しいバンドにベーシストとして加入することになる。そのバンドはワーロックスと呼ばれ、レッシュは3回目か4回目のライブより参加した。

フィル・レッシュはそれまでまったくベースギターを弾いたことがなかったのでそれを学ぶ必要があったが、逆にリズムセクション中でのベースの伝統的な役割にとらわれすぎる事はなかった。どちらかというとロックソウルのベーシストよりも、バッハ対位法に影響を受けていると語っている。

60年代中頃フィル・レッシュは、ジャック・ブルースジョン・エントウィッスルやジャック・カサディらと共にエレクトリックベースの革新者であり、より迫力のある豪華な音が出るよう楽器を改良していった。従来のロックにおけるベースの役割は、曲のタイムラインに沿ったリズムを刻むこと、そしてハーモニーコードの構造を曲に持たせることだった。フィルはけしてこれらをすべて捨てたわけではないが、曲の中に即興的な面を入れていった。いわゆるこれがサンフランシスコサウンドの特徴と呼ばれた。グレイトフル・デッドジャム演奏において、フィルのベースはジェリーのギターと同じぐらいにリード楽器であると言える。

フィルはグレイトフル・デッドで多産な作曲家や歌い手ではなかったが、いくつかの楽曲では非常に大きな貢献をしている。「New Potato Caboose」、「Box of Rain」、「Unbroken Chain」、「Pride of Cucamonga」などはバンドのレパートリーの中でとても愛されている。前衛的な音楽に対する彼の関心はデッドに重要な影響を及ぼし、神秘的な面でバンドの要素の一つになっている。デッドヘッズは「フィルがオンになれば、バンドがオンになる!」と当たり前のように言う。

グレイトフル・デッドの解散後フィルは自分自身のバンド、フィル・レッシュ&フレンズを続けながら、グレイトフル・デッドのメンバーとアザー・ワンズ、ザ・デッドの活動を行っている。


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