フィル・レッシュ
基本情報
出生名Phillip Chapman Lesh
生誕 (1940-03-15) 1940年3月15日(84歳)
カリフォルニア州バークレー
出身地カリフォルニア州バークレー
ジャンルサイケデリック・ロック, ロック, フォークロック, カントリーロック, ジャム
職業ミュージシャン
担当楽器ベースギター
活動期間1948 - 現在
レーベルColumbia
共同作業者グレイトフル・デッド (1965-1995)
The Other Ones
フィル・レッシュ(Phil Lesh, 1940年3月15日 - )は、アメリカのベーシスト。ロックバンド、グレイトフル・デッドの結成時からのオリジナルメンバーであり、ベースギターを担当。 本名Phillip Chapman Lesh、1940年3月15日にカリフォルニア州バークレーで生まれる。 フィル・レッシュはカリフォルニア大学在籍時にトム・コンスタンテン
略歴
大学生の頃、バンジョーを弾くジェリー・ガルシアと出会う。彼らは親交を深め、ガルシアの新しいバンドにベーシストとして加入することになる。そのバンドはワーロックスと呼ばれ、レッシュは3回目か4回目のライブより参加した。
フィル・レッシュはそれまでまったくベースギターを弾いたことがなかったのでそれを学ぶ必要があったが、逆にリズムセクション中でのベースの伝統的な役割にとらわれすぎる事はなかった。どちらかというとロックやソウルのベーシストよりも、バッハの対位法に影響を受けていると語っている。
60年代中頃フィル・レッシュは、ジャック・ブルース、ジョン・エントウィッスルやジャック・カサディらと共にエレクトリックベースの革新者であり、より迫力のある豪華な音が出るよう楽器を改良していった。従来のロックにおけるベースの役割は、曲のタイムラインに沿ったリズムを刻むこと、そしてハーモニーやコードの構造を曲に持たせることだった。フィルはけしてこれらをすべて捨てたわけではないが、曲の中に即興的な面を入れていった。いわゆるこれがサンフランシスコサウンドの特徴と呼ばれた。グレイトフル・デッドのジャム演奏において、フィルのベースはジェリーのギターと同じぐらいにリード楽器であると言える。
フィルはグレイトフル・デッドで多産な作曲家や歌い手ではなかったが、いくつかの楽曲では非常に大きな貢献をしている。「New Potato Caboose」、「Box of Rain」、「Unbroken Chain」、「Pride of Cucamonga」などはバンドのレパートリーの中でとても愛されている。前衛的な音楽に対する彼の関心はデッドに重要な影響を及ぼし、神秘的な面でバンドの要素の一つになっている。デッドヘッズは「フィルがオンになれば、バンドがオンになる!」と当たり前のように言う。
グレイトフル・デッドの解散後フィルは自分自身のバンド、フィル・レッシュ&フレンズを続けながら、グレイトフル・デッドのメンバーとアザー・ワンズ、ザ・デッドの活動を行っている。